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母子母子家庭の顛末

2011年06月21日 01時00分27秒 | CINEMA
今年のアカデミー4部門ノミネートを果たした「キッズ・オールライト」。
メガホンを取ったのは女性監督のリサ・チョロデンコ、
出演にはアネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ等。



※前売特典は“KIDSの花の種”

姉のジョニと弟のレイザーは4人家族で郊外の一軒家で暮らしている。
一見普通の家族に見える彼等だが、唯一違っているのはママが2人いる事。
両親のニックとジュールズは同性愛カップルでそれぞれの子を人工受精で生んだのだった。
多感な時期を迎えた子供達は出生の秘密が気になり、
精子提供者を突き止め会うことになるのだが・・・。

家族のあり方がテーマの本作、
遺伝子上の父親は果たして家族たりえるのか?
という問題を突きつけます。
そもそも家族って何だ?
血が繋がってたら家族?
考えれば考えるほど非常に難しいテーマです。

所謂倦怠期に起きた外敵(?)の侵入によって家族の和が乱されてゆく。
逆に精子提供者のポールは子供達と接していくにつれ
勝手ながら家族の一員になりたいと願うようになる。
シチュエーションに違いこそあれ、
描かれているのは普遍的な家族の危機と絆について。

姉ジョニ役のミア・ワシコウスカが繊細な役どころを上手く演じていましたね。
弟が言い出したハズの父親探しは
結果的に彼女にとって大人になる通過儀礼のようなものでした。



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