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人生のかさぶた

2011年06月10日 00時17分12秒 | CINEMA
三浦しをんの小説を映像化した「まほろ駅前多田便利軒」。
監督は「ゲルマニウムの夜」の大森立嗣。
主演の2人には瑛太と松田龍平、
そして麿赤兒に大森南朋と大森ファミリー総出演の一作(笑)。


東京の端にあるまほろ市で便利屋を営む多田。
ある日偶然に再会した高校の同級生行天が転がり込む。
過去に傷を負った二人が人助けをしながら生きる意味を探し続ける。

これ思わぬ拾い物(と言ったら失礼ですが)でした。
あらすじだけではわからない、得も知れない魅力に溢れた一作です。
あまりに良かったので観賞後すぐに原作読破。
劇中の台詞もほぼ原作に忠実、「なんじゃこりゃあ!」もあります。

特に行天役の松田龍平がハマリ役。
何を考えているかわからない得体の知れなさが非常に良かった。
気持ち悪い独特の笑い声や走り方もキャラに合ってた。

面倒事には関わりたくないと言っておきながらも面倒見の良い多田、
世捨て人のような言動をしておきながら実は実直な行天。
言葉と行動が裏腹で全く異なるが
実は似た者同士の二人が織り成すバディムービーの快作。

続編を熱望しますが、皆さん言っているように
深夜枠のドラマでワンクールじっくりやるのが正解かも。



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