食われそうなわたしの数ヶ月

えっと、考えた末に映画ベスト10は
全ての記事を更新してから発表する事にしました。
早速残していた5作品をちゃちゃっとアップします。

今回は御大ジョージ・A・ロメロのゾンビ映画最新作、
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」です。


※前売特典はファン必携！！軍手です(笑)。

前作「ランド・オブ・ザ・デッド」では
ゾンビの新しい時代の始まりを予感させるラストでしたが、
今作では初心に帰りゾンビ発生の起源を現代に置き換えて描写しています。

自主映画を撮影中だった大学生達はラジオから流れるニュースから
死者が次々と蘇っている事を知り、
何が世界で起きつつあるのかをカメラに収めようとする。

元々ドキュメンタリー畑出身のロメロだけに
凡百のゾンビ映画よりもメッセージ性は高い。
今作のテーマは一億総主観時代に真実を探し出す事の困難さ。

製作予算は前作「ランド～」の半分以下だったらしく
カタルシスのあるシーンは正直少ないですが、
テーマを考えるとゾンビ映画という
フォーマットを利用したとも言えます。

そんな中でも、
アーミッシュ親父の大活躍やコメディ調シーンも多く
楽しめる映画なのは間違いありません。

そろそろ日本の製作者も御大に出資して
往年のゾンビ映画を復活させて欲しいと切に願う今日この頃。