宇宙のめいぐると

PEACE,LOVE & UNDERSTANDING!!
MUSIC,CINEMA & FOOTBALL!!

全てを水に流して

2009年03月06日 00時09分03秒 | CINEMA
デヴィッド・フィンチャー監督の最新作、
ベンジャミン・バトン 数奇な人生」。
本年度アカデミー最多13部門でノミネートされていましたが、
受賞は残念ながら美術・メイクアップ・視覚効果の技術3賞のみに終わりました。
出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット。


老いた姿で生まれ段々若返っていくベンジャミンの、
文字通り数奇な人生を描いています。
でも実はそれは表向きで、
むしろベンジャミンという狂言回しを通して
その周囲の人々の人生そして時代を映し出しています。

脚本が同じエリック・ロスという事で
「フォレスト・ガンプ」と比較されていますが、
私はむしろジュゼッペ・トルナトーレの
「海の上のピアニスト」に近いと思いましたね。
映像・技術面は文句なし。さすがフィンチャーの面目躍如。

折に触れ挿入される避雷針親父のエピソードは
「ニュー・シネマ・パラダイス」の
広場に居つく親父に似た微笑ましさがありました。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一喜多憂の日々始まる | トップ | 忍者演舞帳 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Re:iinaさん (めいぐると)
2009-03-10 23:33:28
コメントありがとうございます!!

周囲の人にとってはちょっと変わった人間
くらいの印象だったのかも知れませんね。

逆に彼の人間的魅力が周囲の人を呼んでる訳で。
その一期一会の出会いが彼を「子供」にしていったんでしょう。
返信する
ベンジャミン (iina)
2009-03-10 08:42:05
>狂言回しベンジャミンを通して、その周囲の人々の人生そして時代を映し出しています。
なるほど、わかるような気がします。
ベンジャミンは、ただ居るだけで、特異な存在を主張もしないし、
まわりは普通でストーリーも淡々と進んでいきますね。
映画の創り方が、よほど好いのでしょう。
返信する

コメントを投稿

CINEMA」カテゴリの最新記事