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ペテン師かサギ師か、だまされて日々ケア

2009年11月07日 01時10分59秒 | CINEMA
「ゆれる」で脚光を浴びた西川美和の最新作「ディア・ドクター」。
今回は僻地にある診療所を巡って起こる人間模様を描いています。
出演には初主演の笑福亭鶴瓶、
脇を固めるのは瑛太、余貴美子、香川照之、八千草薫。


※前売特典は「薬袋セット」。ナンに使うんだ…。

山間にある田舎村に研修でやってきた相馬。
診療所には人の良さそうな医者伊野がおり、村人からも信頼が厚い。
しかし伊野には秘密があった・・・。

秘密といっても、観客は映画冒頭から始まる
警察の現場検証シーンですぐに知る事となります。
診療所の一見平穏な場面と職務質問の場面が交互に写され、
伊野が何物なのかという事を問い続けます。

緊急処置のシーンや、
相馬と伊野が夜中に二人対峙するシーンはかなり緊迫感ありました。
あと八千草薫の演技が秀逸!!
母親ならではのはぐらかし方とか、あるある!という感じ。

こういう白黒ハッキリつかない、
ドロッとした人間模様を描くのは本当に上手い。
しかも本作を下敷きに執筆した小説「きのうの神さま」が芥川賞候補にも。
美しい上にどんだけ才能豊かなんだよ!!と。

そんな中でも最後にはちょっとした希望の光を暗示させる。
今回もラストシーンにやられた!!



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