忘れられない誕生日（詩）

悪ふざけした後

自慢の髪を突然切って　現れた君

「おまえ長い髪が嫌いだって言ったよな」

 

忘れたふりの教科書

「見せてくれよ！」と強引に机を付けてきたよね

 

差し出したハンカチに気付かないふりして

雪の積もった髪を突き出して　「拭いてくれ」と言わんばかり

 

どのシーンを思い出しても

唐突で強引で少し乱暴で　

私の求めるものとは違っていた

なのに惹かれた・・・

今日は　忘れるはずない　君の誕生日