また過去の絵ですが。
お題箱にいただいた、「透明なビニール手袋をした瑞希」というお題を受けて描いたものです。
ポーズをどうしようか、まず迷いまして。
手の輪郭が体と被らないように、上の絵のように横向きで手を伸ばす、という構図が1つ。
もう1つ、正面(手前)を向く構図も考えていました。
いちおう両方描いたんですが、個人的には上の絵(横向き)のほうがいいかな、と思ったのでそちらを採用。
絵に付けているフレーズ「Can('t) Touch it」は、お題の絵のシチュエーションを考えている間に浮かんだものです。
ビニール手袋を付けるという行為は、「何かに触れたい」けれども「直接は触れられない(触れたくない)」ということですので、「触れられるけど、触れられない」という意味合いを込めています。
瑞希の表情にも迷いました。
ビニール手袋を付ける、というのは普通意識的な行動なので、「触れられないものに、あえて触れようとする」という状況なのかなと。
なので、手は伸ばしているものの、あまり乗り気ではないというか、恐る恐るやっている、という感じにしようとしました。
お題はあくまで「透明なビニール手袋を付けた瑞希」なので、テーマが明確になるように、あえて触れる対象のものは全く描きませんでした。
ただそのせいで、状況が分かりにくいというか、どういう絵なのかピンとこない、という感じになってしまったかもしれません。
「透明なビニール手袋」をモノクロで描くのは難しそうだったので、肌色を描くことで透明さを出せるようにしました。
このあたりは事前の想定よりはうまく描けた気がしています。
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