だから男は、嘘をつく

男に二言は・・・二転三転、七転八倒。

カコバナ5

2004-12-29 | 昔話
雪です。まだ仕事です。
大雪になるのかな?私は家に帰れるのかな?


さてさて、相手方の両親にいざ、ガツンとかましてやるぜ、
と勇ましく出かけていった私。
が、口火をきったのは、向こうの両親からでした。




「もう娘には関わらないでいただきたい」





は?






「娘も疲れ切ってしまっている。
 君のしたことは許されることではないが、
 こうして話し合いの場に出てくるぐらいの
 分別はある人間のようなので、
 今後、娘に関わらないと誓うのなら、
 今回のことは不問してもいい。
 とにかく、もう勘弁してくれ・・・」
(原文ままではないですが、こんな感じのことを言われました。)









プチンッ





冷静な話し合いを・・・という私のオトナな思慮は、
どこか遠く、知らない町へと飛んでいきました。



おい、オッサン、寝言は寝てから言ってくれよ。
ストーカーはアンタのバカ娘だよ。
半ギレ状態で、いままであったことを捲し立てます。


が、しかし、すでに変人扱いされている私です。
すべては妄想やでっち上げにされてしまいます。



仕方がなく私は、「今度、これまで彼女が
送りつけてきたものを証拠として見せる。」
それを見てもう一度話し合いを。
と、提案し、その場を後にしました。





私は送りつけられていた品物のすべてを
とってありました。
このことを相談した友人のススメです。
後にこの彼が私の窮地を救ってくれるのですが・・・。



あの手紙が届けられてから、
2カ月ほどが過ぎようとしていました。
この時点で、私の精神はかなり参っていたようです。
自分ではタフでいたつもりでしたが、
あの頃のことを友人と話したりすると、
周囲にアタリ散らしたり、わけもなく物音にビクついたり、
急に荒々しい言動をとったりと、
おかしくなっていたそうです。


次回でケリがつく予定です。



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カコバナ4

2004-12-28 | 昔話
年末の忙しさにかまけて、昨日はさぼってしまいました。
見に来てくれた方、ごめんなさい。
楽しいクリスマスを過ごせましたか?
さてさて続きです。


勝利の余韻もさめやらぬうちに、私の家にある変化が訪れていました。
当時のアパートには、部屋のドアにもポストがあったのですが、
郵便や新聞は、アパートの入口にある集合ポストに届けられます。
そうです。





私の家に、郵便が届かなくなりました。



友だちの少ない男のひとり暮らしのアパート。
元々、郵便が届くことなんてめったにないのですが、
電話の引き落とし明細、電気、ガス、水道などの検針表、
ダイレクトメールの類まで、すべての郵便が届きません。
公共料金などは自動引き落としなので問題はないのですが、
電話の明細には電話番号が載っています。

ある日突然、無言電話攻撃が始まりました。
私が居るときはもちろん、居ないときにでも、




留守電のテープが終わるまで、無言電話がかかってきました・・・



当時はナンバーディスプレイなんてものはありません。
携帯電話は生活に余裕のある人の持ち物だったので、
着信拒否なんてこともできません。
ひとり暮らしの男に取って、
留守録の存在を知らせるランプの点滅は、
どこか心の暖まるものだったのですが、
当時の私には恐怖のシグナルのようでした。



もちろん相手は分かっています。
が、しかし、私は徹底的に無視を決め込みました。
インターネットの世界と同じように、
無視を続けていれば、いずれコトは治まるだろうと
思っていたからです。

この態度が功を奏したのか、
ある日突然、無言電話はなくなります。
しかし、ホッしたのも束の間、
今度は家に宅配便が来るようになりました。
ある時は、私の写真・・・(自分には萌えられないぞ?)
ある時は、うす汚れたヌイグルミ・・・(抱きしめればいいのか?)
ある時は、どう見ても中古のシーツ・・・(寝ろってか?)
ある時は、切った爪のカス・・・(煎じて飲むのか?)







ある時は、月に1度の使用済みのアレ・・・




ここで私の堪忍袋ダムは決壊し、
彼女と交渉を持つことを決心します。
もちろん、私とてアホではありません。
彼女自身に連絡を取るなんてことはしません。

彼女の両親に直接、窮状を訴えることにしました。


ですが、一見よさげな戦略に見える両親への直訴が、
私をさらなる泥沼へと引きずり込んでいくことになるのです。








ビッグネームが大団円でしたね。
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カコバナ3

2004-12-24 | 昔話
手紙の主が入室した直後、
ほぼ同時という感じでもう一人の方が入室してきました。
ハンドルネームは、私が使用していたハンドルネームとに
酷似したものでした。

ここでようやくコトのなりゆきが見えてきました。
自作自演ですね。
すかさず私はログを入れます。
「お前誰だよ」


ここで二人は(というか一人?)すぐに退室しました。


他の人たちも真相に気付いたようです。
聞き込み調査で驚愕の真実が明らかになりました。

1.オフ会の後に私が彼女をお持ち帰りしたことになっていた。

2.私がチャットに来なくなってからも、私のフリをした人間が顔を出していた。

3.時には「いま同じPCでチャットしてまーす」みたいな発言もあった

4.当然のことながら、このチャット仲間の間では付き合ってることになっていた

5.ちなみに告白は私の方かららしい(笑)



そこで私はいままでの事実をすべて話しました。
同情してくれる人あり、怪しむ人あり、
ドン引きする人あり、さまざまでしたが、
大勢の意見としては、関わらない方がいい、でした。

もちろん私もそのつもりでした。
「ま、気をつけろよ」といった言葉をもらいながら、
チャットを後にします。


気はおさまりませんでしたが、
とにかくもう忘れよう、所詮ネットの中だけのことだし・・・
と、自分を納得させつつPCの電源を切りました。
しかし、私は怒りにまかせて、最も重要なことを忘れていたのです。


PCの電源を落としてから3、4時間。
シャワーを浴びて、電話したり、ビール飲んで、と
イイカンジに酔っぱらっていたところで、ふいに、










玄関のチャイムが鳴りました!


一瞬で酔いが醒め、すべてを悟ります。

ヤツが来た・・・・

夜です。電気ついてます。いるのバレバレです。
何度も何度もチャイムが鳴ります。
まだこの時点では私も強気でした。
怒りにまかせて、なにも考えずドアを開けました。

確かにオフ会で見たことある女性が一人。

先手必勝とばかりに罵声を浴びせます。
「アンタ、ふざけんなよ。××××××、●●●●●●●●、★●■▲・・・」




しかし、彼女は、私よりも1枚も2枚もうわ手でした。
涙を流して俯いた彼女は、持っていたバッグから







カッターを出して腕に当てました。


はい、この瞬間に私はもう無条件降伏です。
「いや、何もそこまでしなくても・・・」
「もう二度とこんなことしないって約束すればいいから・・・」
「ネットの中だけのことだし、実際に何かあったわけじゃないから・・・」
もうわけがわからず、とにかくどうにかおさめようと必死です。



私の腰が引けたとみるや、彼女は反撃に転じます。
「いい訳するわかじゃないけど、説明だけさせてください。
 人目もあるんで、部屋に入ってもいいですか?」


・・・いま考えれば、はぁ?な展開ですが、
パニックになっていた私は不覚にも了承してしまいました。
お茶を飲ませ(って、何やってんだよ)、
落ち着いたところで長い長い話の始まりです。
要約すると、

1.チャットでみんなと話しているときから気になっていた。
2.オフ会にて、すぐ口説きにかかる男ばかりの中で、
  まったくそういう素振りがなかったのが新鮮だった。
3.電話番号すら聞かなかったのがさらに好印象。
4.私がチャットに来なくなって、ちょっとした出来心で
  自作自演してしまった。


そして、何故私の家を知ったのか。
ここで彼女はすぐバレるウソを連発します。
「チャットの男の子に聞いて・・・」
誰も知らないから。
「いや、あの、男の子に名前だけ教えてもらって104で大体の住所を・・・」
本名だってもちろん知らないし、第一電話帳には載せてません。


ウソがバレたとき。それは万国共通の反撃チャンスです。
私は確信を持って尋ねます。



オフ会の後、尾けたんだろう?




「・・・・はい・・・」


はい、ストーカー認定です。
今度はつとめて冷静にお説教モードで
コテンパンにやっつけてやりました。
相手の涙にも負けずに、
もう2度とこんなことをしないと約束させ、
相手の身元もしっかりと確認し、
「もし次にやったら親や警察に話すしかないからな」
と子供のような脅しの言葉とともに、
彼女を帰しました。



正直、かなり疲れていたのですが、
私は勝利の恍惚にも似た陶酔感に浸っていました。
オレは強い男だ。ストーカー野郎に怯まずに対峙して見事に勝った。



・・・アホでした。
この時の私はストーカーとの闘争は
ここからがゴングだということに
まったく気付いてなかったのです。





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カコバナ2

2004-12-22 | 昔話
さて、自分の中でのインターネット熱も冷めてしまい、
他のことに興味が移っていった私は、
チャットに参加することもなくなりました。


オフ会のことなどすっかり忘れていたある日・・・






玄関のチャイムが鳴りました。







さて、ひとり暮らしの大学生の部屋のチャイムを鳴らすなんて、
新聞屋かNHKの集金か宗教の勧誘と相場は決まっています。
いつもの通り、居留守を決め込んでいました。
するとドアのポストに何かが突っ込まれる音。
人がいなくなったのを確認してから、見てみると、
それは手紙でした。切手は貼ってありません。
差出人はアルファベットの名前と数字の組み合わせ・・・


そう、ハンドルネームでした。


もうその時点でパニックです。


え?え???ええええ???!!!!



何コレ?何が起きてんの?
えっと、切手が貼ってないってことは、
郵便屋さんが持ってきたんじゃないんだよね?
じゃ、私の家、知ってる人?
じゃ、なんでハンドルネーム?
ネット仲間ならメールとかじゃないの?
っていうか誰?



あまりの急展開に私の脳内PCはフリーズ寸前です。
が、なんとか持ち直し、一生懸命記憶を辿ります。
ようやく思い出せるのはあの時のオフ会。
でも、いわゆる個人情報を交換した覚えがまったくありません。



その夜、意を決して件のチャットに入ってみます。
「ごぶさたです」と挨拶すると、一斉に当時流行っていた
「藁」が連発。腑に落ちないながらも少し話していると、
どうも会話が噛み合いません。「ここに来るのも久々だから」
みたいな話をしたときに誰かがポツリと言いました。
「毎日来てるじゃん・・・」



え?え???ええええ???!!!!




本日、2度目のパニックです。
いまならすぐに、誰かが自分のことを騙ったんだ、
と判断できるのですが、ネットの世界に入り込んだばかりの
当時の私には、もう何が何だかわかりません。
必死に真相を探ろうと、必死でキーボードを叩いていると、
誰かが入室してきました。
すると、みんなが私に言います。





「彼女が来たぞ」





入室してきたのは、
手紙の差出人にあったハンドルネームでした。





思ったより長くなりそうです。
続きはまた今度。




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カコバナ1

2004-12-21 | 昔話
ちょくちょく覗かせていただいていた
ブログが突然消えてしまいました。
内容が内容だっただけに、
何かイヤな思いをしての閉鎖でないことを祈ります。


ネット上でのコミュニケーションについて
少し思い出したことがあるので、今日はその話。


ブログを始めた当初の投稿にも書いたのですが、
ネットでのこうした交流の場に出てくるのは、
久々のことでした。


インターネットが流行の兆しを見せ始めたとき、
私もそれなりにチャットや掲示板でのコミュニケーションを
楽しんでいました。まだ若く、いろんなことに盛っていた時期です。


が、ある事件をきっかけに、
3年ほどそうしたコミュニケーションから、一切遠ざかりました。
察しのいい方は、もうお分かりですね。











私、ストーカーに会いました。




発端は、某サイトの某チャットです。
まあ、普通に気の合った人たちが思い思いに集まって、
他愛もない話をしているだけの健全なチャットです。
まあ、ありがちなパターンとして、
その中でも仲のいい人たちが固まるようになり、
相手のことをよく知っているという勘違いが生まれ、
オフ会という流れになりました。

なにぶん若いときのことです。
私が求めていたのは、まさに出会い。
否、もっと正直に言うならヤル相手。
恐らく、オフ会で集まることになった男性のほとんども
そう考えていたと思います。

事実、オフ会ではのっけからマンツーマンの口説きモードに
入ってる方が多かったですから。

さて、ここでB型男の悲劇がありました。
B型男は、相性の合う合わないを
一瞬で判断するという習性があります。
不幸にも、私はその日、グループで集まった瞬間から、
その場の誰とも合わないな、と思ってしまいました。
ネット上での付き合いの時点で薄々感じていたことですが、
ヤリたい一心が、そのサインを隠していたんでしょう。


さて、こーなってしまうと、私は一気に冷めます。
初対面の人なんだからテンション上げなきゃとか、
会話を盛り上げなきゃとか、一切考えません。
しかし、こういう場では、こうした態度が
往々にしていい方に転がってしまいます。


オフ会開催後、チャット仲間の女性陣の間では、
ガツガツしていないクールな男という好評価になっていました(笑)


単に食指が動かなかっただけだ、と正直に言うわけもいかず・・・
週1で通っていたチャットへの参加も次第に減り、
興味は別の方へ向いていました。


天災は忘れたころにやってくる、とはよく言ったもので、
数週間後、思いも寄らないカタチで、しかも思いも寄らない場所から、
事件は舞い込んできました。



長くなりそうなので、続きはまた今度。

密かにライバル視していたブログがなくなり寂しいです。
ランキングです。

B型男取扱説明書Vol.1

2004-12-20 | B型男一人っ子倶楽部
B型男一人っ子のmee-2です。
B型の得体のしれない魅力にくびったけのあなたに送る、
楽しいB型男とのお付き合いマニュアル、基本操作篇Vol.1です。


・B型男は自由が大好き。

それを人は自己中心的だとか、わがままだとか言いますが、
それは、あなたがB型男の言動にいちいち反応してしまうからです。
あーだこーだと言ってみたところでまったくのムダ。
何かを強制すると途端に反発する習性を持っています。
そんなとき、あなたのストレスもラクになって、
ある程度ならB型男を操縦できる魔法の呪文を伝授します。

「好きにすれば。」

一度、試してみてだくさい。




・B型男は大人数がキライ。

私は飲み会のときに必ず人数を確認するタイプですが、
基本的に多くの人間を視野に入れながらの行動が苦手です。
マンツーマンでの対決や2、3人程度を相手にすると
無類の強さを発揮。やむを得ず大人数の集まりに
参加した場合でも、場の空気を無視して、
局地的に独特のゾーンを作り出します。




・B型男に御世辞は禁物

B型男は自分大好き。でも、媚びられるのは大嫌い。
意味のない御世辞や心のない賛同には、とたんに反発してしまいます。
あなたはあくまで見たまま、感じたままを
正直に態度に出していればオッケーです。




・こだわりには、アンタッチャブル。

B型男は人が思いもかけないところにこだわりを持っています。
これは何人たりとも侵すことのできない聖域です。
特にA型女のみなさん、明らかに間違ってるとか、
不合理とか思っても、決して直そうとはしないでください。
少し応用編になりますが、B型男との別れの理由は、
このタブーを犯してしまうことが多いことを付け加えときます。



それでは今日はこの辺で。



それでもB型男を愛してます
って方はクリヨロ。ランキングです。

大和益荒男七変化

2004-12-17 | 男の嘘
satiareさんのところからTB。


男の前でガラッと態度が変わる女のコいますね。
私も大嫌いで、そういうのを見つけると徹底的にイジメルのですが、
それはまたいつかのネタに。

で、もちろん、男にもいます。

普段は自分の金はビタ一文使いたがらないクセに、
太っ腹ぶりをアピる男。
(もちろん実際には金出しません。)

仲間との約束は守らないクセに、
女のコが絡むと5分前行動を欠かさない男。

歩く拡声器と呼ばれるほどにウワサ話や陰口が好きなクセに、
女のコの前では、そういうヤツって最低だよね、のセリフ。

オレ、知らない女のコと話すの苦手でさ、
と言いながら合コン皆勤賞の男。

外回りのときは後輩を奴隷のようにパシリにさせておきながら、
女子社員のいるオフィスではやたらと後輩のめんどうを見る営業。




段々特定の人物に寄ってきてしまったので、今日はこの辺で。
すみません。年末進行で心がささくれだってます。











わかってるんです。
ただのヤキモチだって。



いるいる、そういうヤツ
って方が周りにいらしたらクリヨロ。ランキングです。

お宝のありか

2004-12-16 | 男の知恵袋
少しバタバタしてしまっているので、
今日は小ネタを一つ。


父さん、兄ちゃん、弟、彼氏にダンナさん。
AVやエロ本の隠し場所はどこですか?
場所によって、多少なりともエロ度の系統がわかります。


・ベッドの下や押入、クローゼットの中などオーソドックス型
非常にノーマルなエロを好むと思われます。
男がエロいのは普通と言いながらも、
羞恥心はそれなりに強いので、
もし見つけても、そっとしておいてください。


・本棚やAVラックにカモフラージュして木を隠すなら森の中型
ビデオなどはラベルを変えて、本も背表紙を奥に向けるなど、
少し小賢しい隠し方をする男性はインテリジェンスなスケベが好き。
しかし、策に溺れやすいタイプで、知識先行型のタイプが多く、
時に一般には想像もできない要望を出したりします。


・天井裏や床下、タンスの裏などへの埋蔵金型
エロ本やAVなんて持ってないよと潔癖を演出する
ムッツリ君に多い隠し場所です。実は他のどのタイプよりも、
Hへの探求心が強いので、マニアックな趣味を持つ方が
多いと思われます。ひとり暮らしの男性が彼氏の方、
一度、ユニットバスの天井部分を押し上げてみてください。
彼の意外な一面が見られるかも。


・オレはスケベだ!正々堂々見せる収納型
このタイプは、いつでも、どこでも、したくなったら、今すぐに。
コンビニエンス感覚のHを好むと思われます。
拒否されるのが大嫌い。だからといって、たっぷりどっぷりな
濃厚なベッドタイムは期待できません。
終わったら、すぐ寝てしまうのも、このタイプに多いのではないでしょうか。




この分析は、私の独断と偏見です。
実際のあなたの彼氏、ダンナ様の隠し方とは、
一切関係ありません。

でも、意外と当たってるかも。

見つけた時は、必ず元の場所、元の状態で戻してください。
彼のAVが巻き戻ってなかったときはクリヨロ。ランキングです。

ま、自慢するのもイヤなんだけどさ・・・

2004-12-15 | 男の嘘
こんなセリフで始まる憂鬱な時間。
男の人は自慢話を語るのが大好きです。
おじさん世代の昔はすごかった発言に始まり、
子供たちのドラクエレベル自慢まで。
老いも若きも、持てる限りの武器を
誇大しながら周囲の注目を集めようと必死になります。


そこでまた、ついつい出てきてしまうのが男の嘘。
自慢話にちょっと否定的な反応を示すだけで、
次から次へと出てくる出てくるでまかせの嵐。


年収のケタが増えたり、
持ってるクルマが駐車場の数よりも多くなったり、
韓国で買ったパチもんのロレックスが本物にすり替わったり、
あげくの果てには童貞のはずが、
100人斬りのテクニシャンになったりします。


ああ、もう、明らかに嘘ってバレるのに。
その前に自慢話自体にうんざりされてるのに。


女性のみなさん。ごめんなさい。
そんなシチュエーションに遭遇してしまったら、
寛容な心で男達を許してください。
ニッコリ笑って、1秒でも早く、
自慢話を切り上げる対策を講じてください。


中途半端に喜んだら、相手の思うツボ。
自慢話は止まりません。
ムキになって否定したら、永遠とも思われる
ウンチクタイムが始まるだけです。


終わらせる方法は、二つに一つ。
相手が引くほど過剰に褒めるか、
興味がない、のひと言ですませるか。


相手との今後を見据えた行動で、
有意義な時間をお過ごしください。



自慢話をしてしまうのは、きっと寂しいからなのね
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あなたならどうする?後編

2004-12-14 | 男の嘘
さて、続きです。
普段のメンドウな段取りを踏むことなく、
思い通りの展開に持ち込めた彼。
アタマの中は、もう彼女のカラダと自身の床テクの
段取りでいっぱいいっぱいです。

上から下へ。

下から上へ。

自称テクニシャンの彼は、これまでの経験で会得した
すべての技を繰り出しつつ、さりげなーく(自己申告)帽子を装着。
さあ、いよいよ秘境への冒険に出発だ、とばかりに
体制を整えました。
見つめ合う二人。そこで彼女は潤んだ瞳で、ひと言
ポツリと漏らしました。







彼氏になってくれるんだよね?







耳を澄ませて、もう一度・・・












彼氏になってくれるんだよね?








・・・・・・



瞬間、何を言われたのかよく分からなかったそうです。
「え?このタイミングでそのセリフ?」
「っていうか、流れ的に遊びな感じじゃないの?」
「っていうか、彼氏いるって言ってなかった?」
「っていうか、その質問って、するならもっと前の段階じゃないの?」
「っていうか、ハメるつもりがハメられちゃったの?」


下半身に血液を集中させながらも、必死でアタマに血をめぐらすという
離れ業をやってのけながらも、すでに正常な判断はできずにいたそうです。
アタマでは必死で警告ランプが点滅しています。
いつもは流れる水のように次々と生まれてくる、
後々自分の都合のいいような虚言で女性を翻弄してきた彼。
が、しかし、今はまったく油断をした状態で、
相手に先手を取られ、明解な解答の提出を求められています。
付き合うのか?付き合わないのか?



彼は仲間内でことの一部始終を語る中、
後に名言として伝えられるひと言を残してくれました。

「その時オレが相談できたのは、
たった一人のかけがえのないムスコだけだった」と。







その後、携帯がまだ学生の持ち物ではなかった時代。
彼のアドレス帳からはすべての女性の連絡先が破り捨てられ、
同棲という名の厳重な監視体制のもと学生生活を送りました。


そして3年後。私の元に一通の結婚披露宴の招待状が届きました。
そこには彼からひと言。
「恥ずかしながら、できちゃった結婚です」のメッセージ。


しかし、いまだに彼らの間に子供が生まれたという事実はありません。





彼に幸あれ
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