心房細動とP波自動検出ホルタ

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心房細動治療

2008-08-27 14:30:33 | 医師会
ホットバルーン
肺静脈部位での、心房細動治療方法を、最先端技術として、
米国医師 デビッド イー ハイネス 先生(ACC幹部)が
発表した。
2006年7月7日(金) 東京国際フォーラム 第21回日本不整脈学会
生理食塩水を充満した バルーン(ホットバルーン)と、及び、高周波加熱とにより、
肺静脈でのアイソレーション の手法で治療する。
日本での研究は、佐竹先生フループにより、研究が進められている
現在、高周波アブレーションとして 知られるカテーテル電極による
治療方法は、十数年前に日本で正式認可された。
しかし、心房細動治療の有効な 治療方法としては、この手法は
応用できていない。心房細動の有名な合併症は あの野球の有名な監督の例が
挙げられている。つまり、心房細動が起きて、その派生としての血栓が肺や脳
に飛ぶことが 知られているからである
ハイネス先生によると、このホットバルーンによる方法の 特徴は、
生理食塩水の人体に優しい 温度の設定とコントロールにある。
バルーンサイズは生体に合った バルーンが選べる。
高周波アブレーションが 正確な温度と時間でコントロールできる。
超音波内視鏡と、バスケットカテーテル により、マッピングが正確にできる。

心不全におけるボディマス指数(BMI)と死亡率

2008-08-27 14:29:08 | 医師会
米国心臓学会誌2008年7月より
BMI(身長の二乗で体重を除す、正常18.5から25)と心不全による死亡率との関係が、
9箇所の同種研究(対象総数28,200人)により、中間報告として、相関性が低いと
報告している。しかし、その内幾つかは、肥満が心不全と有意であると示唆している。
平均経過観測期間は、2.7年である。心血管性死亡率との関係は炎症マーカとの関係
で論じられなければならないと思われた。詳細は同誌参照。

急性冠動脈症候群の発生理由の頻度としての冠動脈痙攣(スパズム)

2008-08-27 14:28:19 | 医師会
急性冠動脈症候群に於ける冠動脈痙攣(スパズム)の研究について米国循環器学会財団
(2008年8月ドイツ国スツッツガルト)。
調査対象は、急性胸痛で冠疾患と疑われた救命救急での症例。該当患者のすべてに対し
それらの患者が、なぜ、胸痛を訴えたかを明らかにすることを試みた。2006年6月から12月
に搬入された患者(総数488名)を対象に調べた。心血管造影を実施し、28%の症例で、
冠動脈狭窄は示されなかった。また、約5%が全く別の理由で、残りの67%の内の
約半分(全数に対し33%)は、ACH試験によりスパズムであることが判定された。
このことから、急性胸痛の症例に対し、冠動脈造影と共に、冠動脈痙攣(スパズム)検査を
必ず、実施する必要があることが示唆された。詳細は米国循環器学会誌参照。

日本人の心臓疾患が少ない秘密は魚を食するからである

2008-08-27 14:27:25 | 医療機器

米国循環器学会2008年8月誌ピッツバーグ大疫学助教授関川先生より。
魚には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれていて、中年の日本人の血中濃度
は、米国に住む日本人のそれの二倍であることを発見した。日本人の冠心疾患
死亡率が驚くほど低い理由は、魚類を食する頻度が極めて高いからである。
日本人は平均毎日約3オンス(約85グラム)の魚を食するが、米国では、
週に二度あればよい程度である。詳細は同誌参照。