どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2474

人権への取り組みは、今が正念場であろう。20世紀には民族問題が争乱の原因の大半だった様に、21世紀で起きている揉め事の相当数は、人権を巡る衝突から発していると捉える事も出来る。そんなに大雑把に分類出来るんだったら歴史学者は苦労しないのだが、ヨノナカそんなもんだったかなと錯覚して話に付き合って下さい。社会的マイノリティの人権を保護し、多様性に寛容であろうと先進国では躍起になっている(一部大統領を除く)のであるが、それでも一部の嗜癖は犯罪とされているし、よくて病人扱いである。喫煙者はニコチン依存症であるか、副流煙で周囲を死に追いやる殺人鬼だと決め付けられる様になったのも、多分人権問題なんだろう。結局の所多様性として認められるかは、当事者の社会的発言力の大きさに依存している様に思える。闘争で勝ち取ってこその人権なのかも知れないが、声の上げられない少数者にも寛容であって欲しいと、喫煙者は思うのである。

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