どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 4131

忖度するAIとか出てくるのかな。人間の声から感情を推測するLLMを開発しているスタートアップが有るらしい。100万人を超える音声データを学習させており、24の感情を読み取れるそうである。空気を読まない私よりも優秀な話し相手になるだろう。同じ内容でも発声の強弱やトーンに感情が表れており、それを勘案して発言を解釈するのが日常会話では自然である。それに表情や態度を付け加える事が出来ればより正確になると思われるが、千々に乱れがちな人間の心情を慮る芸当が出来るまで進化するのかは分からない。「もうだめだ」と言われた時に心の底から絶望しているのかかったるくてやってらんねぃのか単に構って欲しいだけなのかは、人間でも錯誤しがちである。肯定して欲しいのか否定して欲しいのか、ただ愚痴を聞いて欲しいのかの判別も難しい。そこら辺を酌み取って応対してくれると嬉しいが、AIに「人生そんなもんよ」と諭されたら何となく腹が立つのである。

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