どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2510

こう云うのを官僚に作らせたらダメだってば。パワハラ防止法施行に向けた指針案が、厚労省・労働政策審議会から出されたのを一読しての感想である。何をしたらパワハラなのかが分からないと指導も出来ない、と云う声に応えたのであろうが、見事なまでの玉虫色である。「社会的ルールを欠いた言動が改善されない労働者に強く注意する事」はパワハラに該当しないそうだが、自分の常識をルールだと思い込んでいるおっさんは山ほど居るし、強弱の受け取り方も相手によりけりだろう。そう云う線引きが困難な物事に条文主義で列挙・細分化していては、「書いてないからやっていいんだ」的なモラルハザードを招くだけである。上司と部下と云っても所詮は人間の付き合いであり、ソリの合う合わないはどうしても出る。ここは「その指導に愛はあるかい?愛を感じているかい?」と一言添えるだけで十分だと思うのだが、法律とロマン主義の相性も決して良くはないのである。

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