今こそアマビエ様にお礼をすべきである。問題はその手段である。江戸末期、肥後国沖に現れたらしいからそこら辺まで罷り出て供物を捧げるのが筋ではあろうが、ちょっと遠い。それに何を好まれるのかも分からないので、変なものを捧げたら逆鱗に触れる恐れも有る。ならばせめてご神体を祀っている神社に参拝したいのだが、一番近くても諫早神社で安置はアマビエ様がメジャーデビューしてからである。御守なら日野市の若宮神社で授与頂く事が出来るそうだが、お礼参りから主旨がずれる様にも思える。そもそも妖怪が祭神になれるのかとお考えかも知れないが、猿田彦とか少彦名とか八咫烏とか国つ神の大半は大体そんなもんであり、ただ登場する年代が古かっただけである。あと1000年もすれば、ミャクミャク様をお祀りする神社が登場しても不思議では無い。ただアマビエ様がそうなるにはまだ月日が浅いのであり、今は熊本県方面に向かって遥拝するに留めたいのである。
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