どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3781

まったく男ってやつはなあ。Snapchatのセクシー系インフルエンサーが自身をモデルにしたチャットボットを立ち上げたそうである。ChatGPT-4ベースで自然な会話が出来るらしいが、βテスト中にも拘わらず1分1ドルの従量課金である。それでも1週間で7万ドル超も売り上げたそうで、ご本人は「11000人のボーイフレンドが出来た」とご満悦の様である。元々Telegramの有料グループでファンとの交流は有ったが、長時間拘束されるのが大変と云う事情も有ったそうである。有名人との会話を楽しめるのなら別に本人じゃなくても良い、と云うのは如何にもイマドキであるが、自分の知らない所で自分の知らない事を喋っていてその影響は自分に及ぶのは少々怖い。巧みな誘導によってボットがマルチ商法に引っ掛かる恐れも有る。尤もそんなトラブルに動じない根性が無ければインフルエンサーは務まらないのかも知れないし、実在の人物に己の妄想を重ね合わせるのは特に目新しい話でも無いのである。

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