どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3475

普遍的正義は存在しない。「こっちが正義だ」との言い争いから殴り合いに発展し、勝った方が正義になると云うプロセス自体が、普遍性と相容れないと思う。では普遍的真理はどうか。こう云う話になると普遍性とは何か、真理とは何かと云う定義問題が必ず持ち上がる。真を「永遠不変の性質」と定めたとしても、そんなもんは無いと云う事は量子物理学から導かれる時空の描像からも明白である。数学の公理の様に限定的であれば真偽は成立するし、数学体系の枠組みを拡張さえしなければ普遍的でもある。ただそれを現実世界にまで押し広げるのは無理が有る。全ての物事を数字のみで表現出来たらそれはそれで面白いのだが、多分難しいだろう。そもそも普遍的真理の解釈が人類とネコでは違う様な気がするが、それを確かめる術は無い。何が正しいのかと苦悶する時間を無駄とは言わないが、追求は程々にして後は神仏に責任転嫁するのも真理の一つには違いないのである。

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