経済活動と公衆衛生の両立をどう図るか。そのトレードオフに偉い人は悩んでいる様であるが、データを見る限りは然程困難ではない。新型ウィルスの致死率と最も相関が高いのが加齢である。50~59歳で0.9%、60~69歳で4.3%、70~79歳で13.5%、80歳以上で26.9%と云うのが、国内での致死率である。つまり感染すれば危険なのは50歳以上に限られるのであり、その年齢に応じて活動を自粛してもらえば宜しい。多少の熱なら無理を押して仕事をするのが当たり前だった我が国であれば、周囲が風邪気味でも案外すんなり馴染むのではないか。問題は本当に高齢者を隔離なり軟禁なり幽閉なりすると、政財界のあらゆるトップが不在となってしまう点である。居なくなってもそれなりに何とかなるのだろうが、何とかなると判明してしまう事を恐れる偉い人達の強硬な反対は必至である。経済活動と公衆衛生と年寄りのプライドの鼎立となると、この問題は一気に解決困難になるのである。
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