まだ過渡期。そう自分に言い聞かせている。3月23日からd払いアプリの本人確認で、マイナンバーカードの電子署名が利用可能となった。これまではeKYCでカード表面やら顔やらを撮影して送信し結果は後日ご連絡、と云うアナログな手法で認証していたが、やっとマイナカードの本領が民間でも発揮出来る様になったかと思うと感慨深い。何で電子署名用の方かと云う疑問も有るが、利用者証明用の方はサービスへのログインに使う想定である事を考えれば、それも仕方ないのかも知れない。実際、何の電子文書にも署名はしていないし、運用もマイナカードから現住所と生年月日を読み取って既に登録してあるdアカウントと照合し、結果は後日ご連絡と云うデジタル技術を贅沢に使ったアナログである。将来的に情報銀行が立ち上がればまた話も違ってくるのだろうし、マイナカードで本人確認したdアカウントが実質そうなる可能性も秘めてはいるのだが、まだ過渡期なのである。
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