どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2763

今が瀬戸際である。先日の読売新聞1面の見出しに、私は戦慄した。医療情報のデジタル共有手段として、「マイナカードを活用」とある。保険証代わりになるんだから、それがどうしたと思われるかも知れないが、デジタル共有の方はどうでもいい。マイナカード。この間抜けな略称がこの儘定着してしまうのか。Google先生に厳密に検索してもらった結果、「マイナカード」と云う単語を用いているのは現状、日経と読売のみの様である。しかしなるべく少ない文字数で情報伝達しなくてはならないのが新聞の宿命である。読売が「五輪」を使ったら各社が挙って追随したのが良い例であり、いずれ更に短縮して「マイカ」とか言い出すに決まっている。そしてマスコットキャラクターはウサギからイカに代わるだろう。この流れを何としても止めなくてはならないのであるが、マイナーでマイナスのイメージが付いて回るマイナで落ち着くよりはマシと云う考え方も無くはないのである。

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