どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3497

諸物価高騰を受け、賃上げが急務とされている。厚労省の諮問機関は最低賃金の目安を全国平均で時給961円と決定したそうだが、他国の賃金の伸びからすれば生温い。NY市の大戸屋のホッケ定食が約35ドルだそうなので、ニッポンの労働者は半日働いてもありつくのは難しい。米国大戸屋は高級路線だそうだから単純比較は出来ないが、日本の時給で海外のランチ代を賄うのは相当厳しい事に違いあるまい。その理由を吉野家とサイゼリヤのクオリティの高さに求めるのは八つ当たりである。日本の労働生産性の低さは良く言われるが、前述の通り質が低い訳では無い。寧ろ紅ショウガ取り放題とか過剰品質にも程が有る。サービスに見合った対価が支払われないから賃金が抑制され、その結果サービスに見合わない対価じゃないと売れない地獄のニワトリタマゴループから脱却するしかないのだが、いっぺんどっかぶっこわさないと部分最適の罠から逃れられない様にも思えるのである。

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