どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3220

自然は神秘に満ちている。今夏のコロナ収束に関する興味深い仮説が提示された。ウィルスの遺伝子は複製される際に一定の変異が生じる。それが積み重なればデルタ株の様にビンゴを引き当てる場合も有るが、大抵は遺伝子が損傷して複製出来なくなる。それを上手い事修復する酵素が有るのだが、第5波で検出されたウィルスではそれが不活性化しており、結果として遺伝子が壊れたコロナが「自滅」したと考えられるそうである。しかもその「酵素を破壊する酵素」を人間様は既に持っていて、東アジアやオセアニアの人のものは特に活発らしく、それが功を奏したと考えられるそうである。もし本当にそれが理由なら行動自粛や時短営業を耐え忍んできた人間様にとっては何とも切ないのであるが、高分子化学レベルの攻防戦が自分の体内で繰り広げられていたと云うのは胸が熱くなる。科学がどれ程進歩しようが、大自然の前では児戯に等しいと改めて思い知らされるのである。

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