どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2718

統計マニアの苦悩は尽きない。先日、さいたま市で肺炎から回復・退院後に程なくして別の疾病で亡くなった方を報告に含めていなかったと云う事案が発生した。直接の死因ではないからと云うのがその理由であるが、死者数を過少に見せる情報操作ではないかと叩かれていた。個人的には死亡診断書に記載の事由で統一すべき様に思うのだが、例えば退院3日後に心不全でお亡くなりになった場合が対象外になるのは納得し難いのも理解出来る。統計はそこら辺の基準値をどうするかで全く見え方が異なるものであり、例えば退院後100年以内に死亡した場合でも間接的な死因と定義すれば、致死率100%の恐ろしい病と云う結論が導き出される。そこまで吹っ切れば逆にスッキリするのだが行政も馬鹿ではないので「2週間を目途に総合的に判断」の様な玉虫色基準を示すだろう。実運用上でもそう云う曖昧なゾーンが無いと立ち行かないのであり、マニアの苦悩は深まるばかりなのである。

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