どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3768

ワクワクする話であるが、ちょっとドキドキもする。テキサス大学オースティン校の研究チームが、特殊なデバイスを埋め込まずに思考を読み取る実験に成功したそうである。MRIでスキャンした脳内の信号情報と外部刺激のデータセットをAIに学習させ、パターンの類推から考えている事を読み取ると云うカラクリらしい。一言一句まで一致する事は無いが、大体の意味では同じ内容になったそうで、頭の中で筋道だった文章を必ずしも思い浮かべている訳じゃないのだから当然と言えば当然である。脳にプラグをジャックインしてサイバー空間にダイブしなくても済むのは助かるが、考えている事がダダ漏れになるのはちょっと嫌である。尤もデータセットに汎用性が有るとも思えず、思考を読み取ろうとしたらMRIに被験者を乗っけなければならないので、当面はそんなにドキドキしなくても大丈夫だろう。何より読み取られるだけの価値がある思考をしている様にも思えないのである。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時間の無駄」カテゴリーもっと見る