どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3610

そこはバーチャルな儘でいいんじゃないかな。VRヘッドセットOculusの創業者パーマー・ラッキー氏が斬新な試作品を発表した。ゲームオーバーになったら物理的に爆発し、プレイヤーの頭を吹っ飛ばすらしい。画面の「Game Over」と云う文字に反応する様なので、そう云う絵柄のTシャツを着た対戦相手とマッチングされない事を祈りたい。何も本当に爆薬を仕込まなくてもブルブル震えたりビリビリ痺れたり程度で済ませれば十分に思えるのだが、バーチャル時代の最先端を切り拓く鬼才にとっては物足りなかったのかも知れない。頭が吹っ飛ぶのは御免蒙るが、VR空間の行動がフィードバックされるギミックは没入感に大きく係る要素であり、研究開発も盛んである。特に触覚の伝達はゲームよりも医療等の遠隔操作の分野で活用が期待されている。ラッキー氏にはもう少し穏便な製品開発を希望するが、サイバーパンクなノリも維持して欲しいと云う矛盾した気持ちを抱いているのである。

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