子供の柔軟性を侮ってはならない。GIGAスクール構想で教育現場にデジタルデバイスが広まりつつあるが、案の定セキュリティ対策にまで手が回らず、パスワードが全端末同じとかのスットコな運用が罷り通っている。更にコンテンツフィルタリングを突破する将来の有望株も登場しており、並大抵のシステム管理者では太刀打ち出来まい。インターネットは生活に不可欠であり、子供達をそこから切り離すのは馬鹿げた話である。接続不可にすれば「学校が不祥事の責任を負わずに済む」かも知れないが、問題の根本的解決とは言えない。少々大袈裟になるが、ネットのゾーニングを世界規模で進める必要が有るだろう。生体認証でもマイナンバーでも良いからそれと紐付けたライセンスによってコンテンツを制御する仕組みを、GAFA辺りに考えてもらうべきである。私企業には利益相反となるし、一歩誤れば情報検閲に繋がり兼ねないのであるが、大人の方も柔軟になるしかないのである。
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