どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2661

CloudflareのCDNプロバイダサービスに、大規模な障害が発生した様である。データセンタで作業員が抜いちゃダメなネットワークケーブルを引っこ抜いたのが原因らしい。あらゆる障害を想定して綿密に設計され慎重に構築されたシステムであっても、人間と云う脆弱性の前では完璧では無い事を改めて思い知らされる。そう云うクリティカルな弱点を的確にヒットする能力を、何故か我々は授かっている事を胸に深く刻みたい。障害復旧に4時間以上を要したのだが、「抜いたケーブルにラベルが貼られておらず、何処に挿せば良いかがすぐに分からなかった」のがその主な理由らしい。リカバリを焦ればその作業員が再度クリティカルヒットを繰り出すのは容易に想像出来るので、賢明な判断だったと思う。クラウド上のSaaSでフレキシブルなワークスタイルなどとカッコつけられるのも、「ケーブルにはラベルを貼っておく」と云う地味で地道な用心の積み重ねがあればこそだと思うのである。

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