血液型性格診断は日本以外では通用しない。よく言われる話である。盲信している人は少ないとは思うが、頭から否定するのも野暮と云うものである。「そう言われてみれば何となくそうかもね～」的なスタンスで程々にお付き合いしておけば宜しい。昨今の研究で血液型は血液のみでは無く、他の体組織の識別にも使われているそうである。その為、血液型によって罹り易い病気に有意な偏りが見られるとの事で、そこまで体質に違いが出るならそれが性格に影響を及ぼしても不自然では無いとも考えられる。それこそが統計の思うつぼなのだがそれはどうでもいい。論文として発表されたそれなりに根拠の有る説だが、因果関係まで解明されている訳では無い。O型の人は蚊に刺され易い事も実験によって示されたが、たまたま蚊の方が「今日の気分はO型」だった可能性も有る。真偽不明の尤もらしい話が飛び交いがちな昨今、「そうかもね～」的スタンスは重要な心得なのである。
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