素晴らしい技術ではある。太陽光を95％反射し同時に熱も宇宙に向けて放射する画期的な防水シートの実証実験が、東京都交通局で行われるそうである。大阪ガス発のベンチャー企業SPACECOOLが開発したもので、このシートが屋根に貼られていると冷房代がグンと下がるそうである。同素材を用いた遮熱率75%を謳う日傘のクラウドファンディングも実施されているが、リターンが「2万円で購入出来る権利」だったりするので少々手を出し難い。画期的素材だからお高いのは仕方あるまい。量産化されて価格がこなれるのを待ちたいと思う。全国の屋根に貼り付けられればその節約効果は計り知れないし、熱も宇宙に排出されるからエコなのだが、反射率95%はちょっと眩しい。鏡で直射日光を跳ね返している様なものであり、屋根の角度によっては新たな環境公害となろう。そして冬場は当然寒くなると想定される。万能な技術と云うのはそうそう無いのであり、今後の改善に期待するのである。
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