利便性と危険性は隣り合わせである。ただもう少し消費者に配慮した対応が出来なかったものかと思う。三菱電機は複数の家電製品に脆弱性が見つかったと発表した。空調とか冷蔵庫とか炊飯器とか太陽光発電とかIHクッキングヒーターとか、同じOSでも使っているのかと思う位のバリエーションである。炊飯器をハッキングして何が楽しいのかと思われそうだが、そこを足掛かりにネットワーク上の他の機器への侵入が可能かも知れないし、DDoS攻撃の踏み台とかに悪用される恐れも有る。しかし対処法が「Wi-Fiルータのセキュリティを強固にして下さい」と云うだけでは、少々不親切である。「霧ヶ峰REMOTE」の様な管理アプリが有ればパッチも当てられる様だが、組込みソフトだとそっちが例外である。安易にネット接続機能を盛り込まない、適切なメンテナンスが可能な様に設計し手順を周知徹底する、侵入されたら自爆して被害を最小限に抑える等のカイゼンを検討して欲しいのである。
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