どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2515

鍋物の季節到来である。到来したばかりの筈なのに、今シーズンの白菜の消費が3玉目に突入したのは何故か。理由を詮索するのが趣旨では無いが、鍋物の本質を突いているには違いない。出汁に白菜とネギと葛切りさえ入っていれば、後は何を入れても鍋物になる。本当に何を入れてもなるのかの追試は誰かに任せるが、豆腐だけだと何となく切なかったと云う経験談だけは記しておきたい。土台となる具材に白菜は欠かせない。ネギや葛切りは別に無くても構わないし、逆に葛切りだけしか入ってない場合、多分それは別の食べ物である。白菜は水分量が多い(95.2%)ので、結構な量でも案外食べられてしまうのも要因だろう。目に付いた食材を適当に刻んで放り込めば、そこそこ食べられる味に纏まるのも鍋物の強みであり、残り汁もラーメンで〆られる。無精者の救世主の様な合理的な料理なのであり、結果として白菜の消費量のみが突出して増えると云うのも合点がいくのである。

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