どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2567

北条義時なあ。松永久秀とか黒田如水とか、策に溺れる策士タイプの武将が私は好きなので、結構楽しめるのかも知れない。ただこの手の権力闘争は派手さに欠けるので、テレビドラマに向くのかは少々疑問である。懸命に策を弄してライバルを蹴落とし、地位を盤石にしたらお姉ちゃんに美味しい見せ所を全部持ってかれてしまうと云う、幸薄い智将の半生記にならない事を祈っている。そもそも北条義時は、知名度が高いとは言えない。北条氏康とシャッフルしても、殆どの人は気付かないと思う。大河ドラマは古典落語同様、誰もがその粗筋を知った上で進行を楽しむ傾向にある様に思える。だから馴染みの無い話だと今一つウケが悪い。そのせいで、大河だけでも信長は14回炎上している(間もなくもう一回炎上する見通し)。世代を超えたコンセンサスを持つ物語はそんなに多くないから仕方ない所であるが、ウケ狙いに留まらず新境地の開拓も懲りずに続けて欲しいのである。

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