どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 4129

価値観外交と言うらしい。民主主義、基本的人権、法の支配等の価値観を同じくする国家との関係を深めるお付き合いの様である。「民主主義が国名に入っているから民主主義」と云うのも一種の価値観であるが、どうもそこら辺の定義には恣意性を感じる。個人的には、法の支配と云うものがどの程度の優越性であれば共有し得る価値観となるのかが気になる。例えば自分の子供が万引きした際に、躊躇いも無く窃盗罪で告訴出来る親は少ないだろう。情愛の方が優先される社会は、法の下の平等が行き渡っていると言い切るのは難しいと思う。それが度を越せば犯罪の揉み消しなのだが、どこら辺までが許容範囲なのかの線引きも簡単では無い。法治主義を謳っている他の国家の内情には詳しくないが、法よりも倫理や規範、村の掟が優越する状況は似たり寄ったりだと推測する。共通の価値観として成立するのかは結構怪しいのであり、外交の基本とするには少々心許ないのである。

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