どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2666

目下、人体実験に勤しんでいる。実験台は無論、私自身である。本当にチャオチンツァイは万能なのか。漢字で書くと「炒青菜」である。要するに「どんな葉物野菜でもゴマ油とニンニクで炒めたら美味しい」仮説を、口臭を気にせずに済むこの機会に確かめようと云う壮大な実験である。今までに炒めた野菜で「これは無理」と云う仕上がりになったものは見つかっていない。どちらかと言えば、見つかる予感がしない。私の食に対するストライクゾーンが広めなのに加え、どの食材であっても本来の風味を塩と油が包んで、似た様な味になるからである。そこにニンニクが加われば、美味しくならない方がどうかしている。そろそろ食べ飽き始めている所でもあるし、栄養価ベースで見ればフライドポテト並みにバランスが突き抜けているので、実験は両日中に中断する予定である。ただ、包丁と中華鍋さえあれば何処へでも飛び出していける気分になるのは、大きな発見なのである。

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