どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3330

色々とツッコミたい所は有る。ただ映画が現実になってしまう辺りが、如何にも米国らしい。殺人で収監されていた男が手違いで警備の薄い獄舎に収容されたので歩いて脱獄しフェンスを越える時に怪我をしたから通りすがりの人にバイク事故だと偽って救急車を呼んでもらって病院で手当てを受けた後に抜け出したけど出血が酷く立ち寄ったお店で警察に通報されたら今度は自動車事故だと偽って再度病院に運び込まれて再度逃げ出し車を強奪したらガス欠で逮捕、されたそうである。何と濃密な3日間であろうか。しかし犯人のコミュ力の高さには脱帽するしかない。医者や警官を目の前にしてスラスラ嘘を並べ立て、しかも信じてもらえる人はそうそう居ないだろう。恐らくシャバには帰れないだろうから、その能力を活かす機会が無いのが残念とも安心とも言える。ただ事の顛末を手記として獄中出版したら忽ち重版、映画化決定となり兼ねないのも、彼の国ならではなのである。

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