この余裕が羨ましい。米NY市が「観光に来て頂ければJ&J製ワクチンを無料プレゼント」キャンペーンを開始したそうである。希望者が殺到したら大丈夫なのかと云う懸念は有るが、「今回の在庫が無くなりました、はいオシマイ」とかアメリカンな流儀で調整する心算なのであろう。接種履歴をどの様に記録しているのか気になるが、あっちは社会保障番号が事実上の個人番号として機能しているので、それで一元管理しているのだろう。この運用例を紹介してマイナンバーカード取得の機運を高めようと総務省はいきり立つかも知れないが、そう云う使い方は出来ない様に設計したのは誰か思い出して欲しい。そのお陰で米国で多発しているSSNのなりすましの様な詐欺事案は皆無だが、それは「価値の無い番号」と見做されているからである。「安全な運転」と云う二律背反は利便性を求める以上は付いて回るものであり、ポイントをバラ撒く以前にそこら辺の再設計が必要なのである。
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