め・が・く・り ♪

リクガメとの楽しい暮らし。

ヘルマン・ギリシャ・ホルスフィールド・インドホシ・ ヒョウモン・アルダブラ。

あこがれの昆虫たち

2010-06-10 14:53:01 | ムシ
現在、我が家にはリクガメのほかにクワガタがいます。

ということで今日はクワガタの話。

昆虫には興味がない方、虫を見るのが嫌いな方はご遠慮を。






男性の方なら子供の頃、夏になると虫捕りに行かれた方も多いと思います。  

あまり行かなかったという方でも1~2回は経験があるのではないでしょうか?

私も紅顔の美少年だった小学生の頃は夏になると早朝早起きして近所の雑木林に出かけたものです。

当時捕れたクワガタといえば、コクワガタ・ノコギリクワガタ・ヒラタクワガタ・たまにミヤマクワガタ

といった感じでした。  

親に買ってもらった昆虫図鑑に載っていたオオクワガタなんていうのは図鑑には載っているけれど

近所には生息していなかったし、実物は見ることのできない幻のクワガタでした。

ましてや、海外に生息するヘラクレスオオカブトなどという巨大な、そしてとてつもなくカッコいい

カブトムシなんて・・・。




ところが大人になった今では、車という機動力を活かしてオオクワガタが生息していると言われる地域まで

遠出することができるし、先日のBLACK OUT!でも見られたようにオオクワガタのみならず、あの

ヘラクレスオオカブトでさえ、見るだけでなくこの手に乗せてみることもできる、そして実際に買って

飼育することができる、そんな時代になりました。




前置きが長くなりましたが、先日のBLACK OUT!でリクガメではなく、今回は久しぶりに昆虫たちを

お迎えしてきました。

私はリクガメを飼い始める前はクワガタをブリードしていたのですが、リクガメを飼育してからは徐々に

規模も縮小。

今では、昨夏にたまたま山梨で捕まえたオオクワガタの♀、1頭だけになっていました。

(クワガタの世界では何故か『1匹』のことを『1頭』といいます・・・)

無事に越冬したそのメスは、エサの昆虫ゼリーを食べています。







基本的に昆虫の飼育というのはリクガメ同様、温度管理が必要です。

夏に出現することから高温に強いと思われるかもしれませんが、極端な高温では死んでしまいます。

むしろ真夏などはエアコンを効かせた部屋で管理する必要があるくらいです。

ただし、エサはケースの中に昆虫ゼリーを放り投げておけばOKで飼育は楽です。

ブリード方法は種によって異なりますが、セッティングしておけば1匹のメスから数十の卵が採れます。

一時期、オオクワガタのブリードをしていたときは、何百という虫たちで我が家の昆虫部屋はいっぱいだった

ものです。

(たたみ2畳ほどの納戸を昆虫部屋にしていました)



で、今回お迎えしたクワガタたちでまたブリードをしてみようと思います。

ということで親となる虫たちを紹介します。

せっかくなので、初夏の雑木林に行ってきました。

リクガメもそうですが、昆虫も自然の中で見るほうがやっぱりそれらしくなります。

ただし、絶対に逃げないように注意が必要です。

万が一、見失ってしまうと大変なことになります。




まずは国産オオクワガタ、佐賀産です。



オスとメスを並べて・・・。






やっぱカッコいいですね~♪







次はオオクワガタでも台湾に生息する台湾オオクワガタ。








う~ん、すばらしい!





そして、BLACK OUT!でワイルドのチャンピオンが48万円というとてつもない値段がつけられて

いたパラワンオオヒラタクワガタ。






こいつは102mmほどでチャンピオンの109.2mmと比べると随分と見劣りします。

大きいほど高値が付く昆虫の世界ではこの7mmほどの差で値段も50分の1ほどになります。

でも100mmを超えるクワガタは日本には生息していません。

その迫力たるや・・・やっぱりすごいです。



オオアゴが長い!






挟まれると半端なく痛いです。






でもつぶらな目は意外と可愛いんです。







そして、最後は・・・。







あの子供の頃のあこがれだった・・・






ヘラクレスオオカブト!








これがオス。







これがメス。




ヘラクレスオオカブトはこれまでにも別の亜種は飼育したことがあるのですが、ヘラクレスヘラクレスは

初めて飼育します。

この亜種の特徴は胸角が太いということ。(胸角・・・長い方の角)

でも、今回選んだこのオスは胸角の太さよりも全体の形・バランスで選びました。






とにかくカッコいい!

メスがまだ後食を始めていないのでブリードはもう少し先になります。

(後食・・・カブトムシは羽化してもすぐにエサを食べる訳ではなく、ある一定期間エサを食べずに

います。一般に後食を始めたら繁殖もできるといわれています)






どうです!






こんなカブトムシが実際に木にいたらビックリしちゃいますね。






日本のカブトムシは秋になると死んでしまいますが、ヘラクレスはうまくすると越冬します。

付節とかはボロボロになってしまいますが・・・。






野生下ではオス同士が出会うと餌場やメスを争って命がけの闘いをします。

自分の遺伝子を残すためには相手を排除しないといけないのです。







でも目はやっぱり可愛い。






さて、せっかくなので雑木林の中を歩いてみました。

葉っぱも茂り、すっかり夏って感じです。






クワガタムシやカブトムシの成虫は雑木林の中のクヌギやコナラなどの樹液を吸っています。

この木もすでに大量の樹液を出していました。






こんな感じです。

よく見るとヨツボシケシキスイがたくさんついています。






樹液は木の上の方で出ている場合もあります。






ここには先客がいました。

スズメバチです。

こいつには刺されないように注意が必要です。






クワガタは昼間はこういった木の洞や木の根元に潜っていて、夜になると活動します。







ここは樹皮がめくれて樹液が出ていると同時に格好の隠れ場所になっています。

ちょっと覗いてみましょう。






あっ、いますね。







木の枝で出してみると・・・コクワガタでした。




6月も10日経ち、いよいよ昆虫たちも出現してきます。

この時期になるといまだに私の中の別の血が騒ぎ始めます。

いよいよワクワクの夏到来です。






コメント (10)
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