
もうすぐ約1ヶ月間過ごしたNairobiを離れ、任地であるOthayaという町へ赴任になる。
NairobiとOthayaは好対照な町であり、Othayaを例えるならば、一昔前の 吉 幾三 氏の流行歌のようだ。
「はぁ 電気もねぇ uchumi(Nairobiに多数あるスーパー)もねぇ、車もあんまり走ってねぇ
オラ Nairobiさ 行くだ オラ Nairobiさ 行くだ キバキ(Othaya出身の現大統領)に会うだぁ~」
Nairobiを離れると、その後の2年間をOthayaで過ごすことになるわけだが、やはり1ヶ月間を過ごしたNairobiには少なからず愛着が沸いている。
Nairobiにおいて、とりわけ私が愛して止まないものは、写真の彼が売る「炒りピーナッツ」だ。
彼は毎週土日限定で朝早くに遠くの町から歩いて炒りピーナッツを売りに来る。
彼は炒ってきたばかりのピーナッツをバケツに入れ、コップ一杯を10ksh(約17円)で売る。
なんと、買って食べる時はまだほのかに温かい。
たかがピーナッツ、されどピーナッツ、侮るなかれ、
まさに、止められない、止まらない。mco(私のニックネーム)まっしぐらだ。
元来、ピーナッツ好きの私はこの1ヶ月間で数々のピーナッツ売りからピーナッツを買い、食してきたが、彼以外のピーナッツでほっぺたが落ちたことはない。
そんな彼のピーナッツのおいしさを知っているのは、もちろん私だけではないわけで、彼が売るピーナッツはすぐに売り切れてしまう。
故に、毎週土日曜は朝早くから彼の販売ルートを先回りし、半ば張り込みのようにして彼を待つ。
彼が来るまでの間、早朝ということもあり、時にラジオ体操をしちゃったりもする。
調子が良い時は「第二」までやっちゃったりする。
いよいよ明日だ。
30ksh用意した。
Nairobiでの最後の週末になる明日は思い切って大人買いだ。