【十角館の殺人 ~綾辻 行人~】
ミステリーファンなら、絶対に!必ず!読むべき、
いや 読まなくてはいけない一冊です!!
綾辻行人さんの「館」(やかた)シリーズの第一弾作品ですね。
私は20台の若い頃に一度読んでおり、そして50台になってから再読をしました。
お恥ずかしながらお話の内容をあまり覚えていなかったのですが、
すごく感激を受けたことは記憶していました。今回改めてじっくりとお話を
吟味しました。
ミステリー研究会メンバーが次々と殺害されていく鬼気迫る展開にひきこまれます!
そして、あの登場人物が放つあの一言を読んだ瞬間の衝撃が走る感覚!!
そうだ!
これだった!
いや~ 人生でこの感覚を2度も感じることができたなんて幸せですね
その衝撃の瞬間と同時に今まで読み進めてきたものをはじめから読み返して
見たくなる衝動に駆られるのです。それだけ そうか!そういうことだったのか!
と驚かされます。
館シリーズはその後も続くのですが、まずはこれを読んでほしいですね。
新装版はその衝撃の一言がページをめくった瞬間に目に飛び込むように工夫して
いるとか・・・
漫画版も出ていますね。このお話を漫画にするには難易度が高いと言われていた
ようですが、見事に再現されているようです