なんとなくの生活 ~リベンジ~

10年前に綴っていたブログを見返しつつ・・・ 
思い立ったタイミングで継続してみたいと思います!

ツバキ文具店 ~小川 糸~

2023年02月21日 | 読んだ本
ブログをこちらに引っ越しました!!


【ツバキ文具店 ~小川 糸~】

①本の概要

 やっと気づいた。失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに
 残っているものを大事にすればいいんだって・・・

 なんだかほっとする言葉でした。 

 このお話は鎌倉が舞台です。
 鶴岡八幡宮の裏手にある「ツバキ文具店」には手紙代筆を仕事に
 している代書屋のポッポさんがいます。

 ポッポさんは代筆依頼者の気持ちや背景をしっかりとくみ取って
 見事な手紙を書きあげます。

 そのひとつひとつのエピソードが非常に日常感にあふれていて、ゆっくりと
 時間が流れているような感じを与えてくれます。

 読んでいて心地がいいのです!


②このお話から自分を見ると
 
 代書屋という仕事があるということを知らなかったのですが、
 この仕事を成し遂げるには、どれほど依頼者の気持ちを理解して
 その人になりきってあげられるかが大事なのだと思いました。

 自分自身が他人に対して、本当にその人のことを理解しようとしても
 限界があると思っています。でもそれをポッポさんは見事に
 やっている・・・それも自然に
 
 見習うことが多かったです
 

③鎌倉に行ってみたい

 自宅から鎌倉まではそれほど遠くないため、今度本当にツバキ文具店があるのか
 行ってみたい衝動に駆られました(本には地図までありますからね)

 このお話はドラマ化もされていたと思いますがまだ見たことがありません。
 今度ぜひ見てみたいと思います。

 そして私は単行本で読んだのですが、文庫版もあって、文庫版にはページの角
 にかわいいパラパラ漫画を見ることができる仕掛けもあります!

 読むことにつかれたときにふとパラパラ漫画で気分転換もできます。


友達幻想 ~菅野 仁~

2023年02月18日 | 読んだ本

【友達幻想 ~菅野 仁~】

①本の概要

 あの又吉直樹さんがテレビでも紹介していたことでも有名な「友達幻想」
 人付き合いが大変なこの時代に効く処方箋のような本という装丁帯の
 メッセージも印象的です。

 人との付き合いに窮屈さを感じる人は必ずいると思っています。
 なにを隠そう私自身がそうなのです。

 ・もともと人付き合いが苦手な自分
 ・話すことが苦手な自分
 ・しかし、付き合いも大事だと思ってしまう自分

 こんな私にとって目を引かないはずがないメッセージでした。


②この本から感じる自分
 
 仕事の性質上ではいろんな人と接して会話もしている自分がいます。
 そんな自分はよくコミュニケーションが取れている人と見えているかもしれないです
 でも実際はそんなことはありません

 できれば早く一人になりたい。たくさんの人といる場面から離れて
 できるだけ早く家に帰りたいという気持ちがいつも生じます
 その分承認欲求も人より低いと思います

 人付き合いに対してもっと気楽な気持ちになれればいい、
 人との適切な距離感は自分が決めていけばいいのだという・・・
 読んでホットするような内容でした


③悩む必要はなかったんだ

 このコロナの状態で一層人との交流に抵抗を感じるようになってしまった
 人もいるのではないかと想像します。
 でも無理して自分を抑制してまで人と同調する必要があるのかというとそんな
 ことはないと個人的には思います。

 人と交流する機会は、自分が成長するひとつの特別な場面としてとらえて
 ある意味チャレンジの機会と感じてみてもいいかもしれません

 もともとできる人に合わせる必要はないし、
 いろんな人と同調できる人が評価されるのかと言うと本来はそうではないはずです


是非読んでみてほしい!


深夜特急2 ~マレー半島・シンガポール~

2023年02月17日 | 読んだ本

【深夜特急2 ~マレー半島・シンガポール~】

深夜特急2では

・メナムから(マレー半島Ⅰ)
・娼婦たちと野郎ども(マレー半島Ⅱ)
・海の向こうに(シンガポール)

が紹介されています。そして巻末には「死に場所を見つける」と題して
高倉健 対 沢木耕太郎 の対談が収録されています

旅の中で印象に残るシーンとしては、いつも安い宿に泊まるための、ホテルフロント
の人との交渉です。値切ると簡単に応じてくれる時もあったり、そしてその部屋が
それなりの状態であったり・・・

本当に宿泊するのに抵抗はないのかしら?と思わされる時もありました。

また、宿泊先によっては娼婦の人たちが生活のために言い寄ってくる場面も
あったのですが、その娼婦にはそれぞれ生活の背景があり、生きていくための
一つの手段というある意味健全な思想に基づいていることに複雑さを感じました。

様々な人たちのとの出会いとやりとり、時々日本語を話せる人とのやりとり
など楽しい場面もあります。

でも沢木さんとしてはどうしても前巻の香港の印象が強かったのか、時々比較する
感想もありました・・・

最後の高倉健さんとの対談は印象的でした。無口なイメージがあった高倉健さんが
対談をしているということが驚き。

お二人が楽しそうに会話している姿が想像できました!

次巻はインド・ネパールです!!


マンガ 仕事で数字を使うってこういうことです ~深沢 真太郎~

2023年02月16日 | 読んだ本

【マンガ 仕事で数字を使うってこういうことです ~深沢 真太郎~】

普段ホワイトカラー的な仕事をしている自分にとっては、仕事の性質的には
定性的な要素も多く、具体的な数値に表しにくいことも多いのですが、
実際に人を説得するために数値を活用することは非常に効果的であることも事実です!

この本では多くのビジネスパーソンが持つ数字に対しての苦手意識を克服
できるようなアドバイスをあるストーリーを通じてマンガで解説してくれています。

そのアプローチとは

①まず対象とすることの数字を分けて考えること
②損益構造を把握できること
③数字的に仮説を立てること
④数字的に予測をすること


この本のストーリーを通じて上記の4つのアプローチが具体的に理解することが
できます。

自分自身の仕事にも適用してみると、思いもよらない気づきがあるかもしれません。
実は思っていたことと別の局面の課題が見えてくる可能性もあります。

マンガという読みやすい形式で理解を助けてくれるのと、時々気軽に読み返す
ことで繰り返し自分にインプットしやすいのもいいですね。

ビジネスマンであれば知っておいて損のない知識だと思います!!


ミニ書斎をつくろう ~杉浦 伝宗~

2023年02月15日 | 読んだ本

【ミニ書斎をつくろう ~杉浦 伝宗~】

隠れ家、秘密基地、一人時間、書斎などという言葉はなぜか男心をくすぐるものです!
ミニ書斎というキーワードにひきつけられて読んでみました。

この本でのミニ書斎の定義は

ミニ書斎とは、寝室・リビング・廊下・階段などの一角に設けられた
広さ3畳以下の、世帯主の男性専用のスペース。男性はここで一人だけの
自由な時間を過ごすことができる。


としています。

この考えをベースに自宅内にミニ書斎を作る9つのアイデアが紹介
されています。

よく雑誌などで自分の秘密基地をかなりのお金とスペースをかけて作った
人を紹介している内容のものがありますが、普通の人にとってみれば
実現が難しく、ただのあこがれで終わってしまうものです。

しかし、ここで紹介してくれている方法は、少しのスペースでも
家族と使用者の絶妙な距離感が保てる「つかず離れず」の状態をつくる
ことを実現できそうなレベルで紹介してくれています。

これならできそう!という、現実的なアイデアなので、自分でも
いろいろと工夫してみようという気持ちにさせてくれます。

ひょっとしたら立派な書斎を持つよりも、このようなミニ書斎をつくる
ということ自体が楽しいことなのかもしれませんね。