今年もありがとうございました

平成30年も　あと少し

今年もここにおいでいただいたかたがた　
　
どうもありがとうございました


平成という時代も終わりに近づき
これからどういう時代になっていくのだろうかと
ちょっと心配


今年の出来事で一番は　父が他界したこと。



70年前の父の写真

昨年の今頃はまだ元気で　お正月を迎える準備をしていたのに。

庭に咲いた蠟梅の花を届けたときは喜んでいたのに。

今年一年　父を思い出しては涙していた。

車が好きで　お洒落で　優しくて　良い父だった。

病気をしたわけでもなく　誰にも世話にならず

母に何か一言いって　部屋を出て・・・・・

そのままでした。

母はその一言が聞き取れなかったと悔やんでいる。

葬儀の日　姉は孫たちと沢山の折り鶴を棺に入れて

父は花に囲まれて旅立った。

今日鶴を折って　父の元へ届けようと思っている。



鶴に乗って　もう一度帰ってきてほしい。

そんな気持ち。


もうすぐ新しい年　

今年はこれでブログ納めにさせていただきます。

おいでいただいたこと　嬉しく　感謝いたします。


また　来年もどうぞよろしくお願い申し上げます

師走の花月会

今年　このグループの最後の花月会

今年一番の寒さの中　お集まりいただいた。

寄付は



田山方南書　「めでたくかしく」

戌年最後の月なので　戌の香合を荘った。


本席のお軸



石山寺　鷲尾男爵書　「無事是清福」

一年間　無事に過ごせたことに　感謝！

花　　蠟梅　東迎寺椿
花入　膳所




棚は　杉棚　
水指　狂言袴　日呂志造
薄器　鍋
茶碗　萩　　　裕　造
　　　暦手　　楽斎造
建水　赤膚焼　楽斎造



炭付花月を最初に。
いつも初炭だが　たまに後炭でとのご希望で
後炭付花月。




二科目目は茶カブキ

正客と私（次客）　二人が全部当たった

今日のお茶は　伊藤園、辻利、小山園　


また来年の約束をして　今年最後の花月会
無事に終了しました

薔薇のチョコレート と 御園棚

今月になって　二つのプレゼントが届いた

一つ目は　「薔薇の形のチョコレート」



今年は喪中なので　年賀欠礼の葉書を出した中で

何年か前まで我が家の花月会に参加していたかたで

現在はお母様の介護でお休みされているかたから


「チョコレートを食べて寂しさを癒してください」
と送られてきた。

今までこんな形での喪中葉書のお返事をいただいたことがなく

感激してしまった。

『沢山お世話になり　沢山楽しい思いをさせていただきました。

元気になって新年を迎えてください。』

とのメッセージ。

この一言で長い間やってきたことのご褒美に思えた。

胸が熱くなった


いま一つは「御園棚」。



立礼に使う棚で　結構な大きさ。

「あなたに　さしあげたいのよ」と電話で。

昔同じ社中でお稽古していた、もう何年も会っていないかた。

一応置く場所は何とかなるのでいただくことにした。

お礼の電話をすると

「あなたのことは忘れたことはないのよ。
　一緒に長命寺に行ったことや浅草に行ったこと
　いつも思い出しているの」

そういえば　二人で長命寺の桜餅を食べに行ったっけ！

同じ区内にいるのだが…なかなか会えない。

亡父と同い年だから　元気でいてくれると嬉しい。

「北海道にいる孫が東京に来たときは　お稽古に行かせるからね」とも。


今年はいろいろなことがあったが

年末にきて　嬉しいことが重なり

父のお陰かな　と　また父を想った。