ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜 第161夜 後記

2019-12-25 03:22:03 | ベリーダンス

さて、12月21日(土)は東京の最後の締めくくりライブとなった「ベリーダンスと音楽の夜 第161夜」でした。年末の忙しい中、大勢のお客様に集っていただき大盛況でした!ありがとうございました!

実は、私はこのライブの約1週間前にインフルエンザに罹ってしまい、最悪ライブに出れなくなるかも、というぐらい重症でしたw。11月が殺人的に忙しくて、その付けが回って来た感じでした。

ともあれ、この日はアラディーンの新レパートリーとなるワルダの「Esmaouny(エスマオウニー):Listen to me:私の話を聞いて」と、

ナガット・サギーラの「Oyuun El Qalb(オユーン・エル・アルブ):Eyes of the heart:心の瞳」の2曲を披露しました。

このどちらの曲も、マッワールと呼ばれる、自由リズムで歌う箇所が結構長くて、その部分を正確に譜面に起こすのがとても大変だった訳ですが、

仕上げてみると、アラビア語の歌詞の韻律とマカームの音の使いかたが活かされて作曲されている事が良く分かります。

マッワールは譜面に起こしにくいのですが、ある意味、アラビア語が話せれば、あとは音程の取り方なので、譜面に起こす必要がないのかもしれません。

が、我々は外国人なので、それを知る必要があります。

実際、YouTube でオリジナルの音源を聞いてみると、オーケストラが歌手のマッワールのメロディを弾いているのが分かります。やはり、こういった細部まで弾き切らないと、アラブ音楽の醍醐味は分からないでしょう。

ともあれ、この日は、アラディーンのクリスマス・ソングを含めたオリジナル曲を4曲と、エジプトの曲で構成された夜でした。

既に、オンリーワンで他の追随を許さないアラディーンのサウンドですが、

アラディーンがさらに飛躍する為の課題はまだまだあります。

が、その課題を一つずつ解決して、明年の東京、中目黒の楽屋でのショーを盛り上げて行きたいと思います。

1部:
Mashaal(Nadia)
Lamma Rah El Sabri Minhu(Akane)
Oyuun El Qalb(Chiri)
ベリーダンスと音楽の夜(美海)
飛天(Iris)
悟空(Sham)
2部:
Alf Layla Wa Layla(美海)
Nagwa(Sham)
Ya Msaafer Wahedak(Nadia)
Fi Youm Wa Leila(Iris)
Enta Omri(Akane)
Esmaouny(Chiri)
サチノネ(クリスマス・ソング)
Rakkas(Finale)



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