
大人になってからこそ読みたい児童文学を紹介したZINE(リトルプレス)『満員電車で読む児童文学』(500円)自家通販しています。(※送料ご負担願います)
通販もしていますが、大阪府池田市の新刊・古書・リトルプレスのお店「まがり書房」さんでも委託販売して頂いています。

「勝手に挿し絵」(28)
『鴻上尚史のほがらか人生相談』



新しい考え方を知ることができるので、人生相談を読むのが好きなのですが、演出家の鴻上さんの回答は面白くてAERA.dot連載時からずっと読んでいました。
「それができたら苦労しないよ・・・」みたいな精神論や小手先のテクニックではなくて、現実的で相談者への思いやりにあふれています。
とくに「同調圧力」と「無意識の優越感」の話はなるほどなーと納得。
難しくないシンプルな言葉で書かれているので、学生さんにも読んでほしいと思いました。
「勝手に挿し絵」(27)
『サードドア 精神的資産のふやし方』



自己啓発書って、一番苦手なのですが、この本はページをめくる手が止まらなくて一気に読んでしまいました。
著者の18才の大学生アレックス君が「成功者にインタビューして本を作ろう!」と思いつき、ビル・ゲイツ、レディー・ガガ、スピルバーグ、マーク・ザッカーバーグなどにメールを送りまくります。
「あきらめないのが大事!」と断られてもしつこくメールして嫌がられたり、株主総会に突撃して大恥をかいたり・・・熱血猪突猛進ぶりに頭が下がります。
いざインタビューできても、事前に本や映像をみて勉強したにも関わらず、ろくな質問ができず撃沈。
でもその大失敗から教訓を学んでいく過程がものすごく面白いです。
結局わかったのは、人のやり方をコピーしてもだめで、ナントカの法則みたいな小手先のテクニックなんてないということ。
インタビューや営業が苦手な人にも役立つ本だと思います。