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まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

子どもも大人も一緒に田植え

2019-06-17 20:16:22 | 地域福祉


昨日、地区社協と小学校PTAが合同して田植えを行いました。
明け方までの雨も上がり、抜けるような青空の下、遊水地内にある田で行われました。
子ども20人余を含めて総勢60人を超える人たちが参加しました。

今年で4回目となる稲作です。
作業の段取りもスムーズにいくようになりました。
作業手順の説明の後、田に入ります。
2枚の田があるので、それぞれ10数人ずつに分かれて、横1列に並んで田植えをします。



最初は泥に足を取られてぎこちなかった動きも、終盤になれば慣れた手つきで苗を植えていきます。



参加者が多く、予定の時間よりだいぶ早く植え終わりました。
全員で記念撮影してから、地区社協に参加している農家の方に稲作についてのお話をうかがいました。
稲作に必要な水をどのように確保するのか、稲の成長に合わせてどんな作業を行うのか説明がありました。
興味がある子は、自由研究のテーマにしてもいいのではと提案もありました。
子どもたちにとっても稲の成長が楽しみのようです。



田植えだけでなく、稲刈り、脱穀、収穫した稲の藁を使った正月飾り作りと、年間を通して子どもと大人が一緒に作業します。
子どもたちには稲作の大変なこと、稲は米を収穫するだけでなく、いろんなところで使われていることを学ぶ機会になるよう取り組んでいます。


地域福祉活動計画策定に関与して

2018-12-19 22:30:18 | 地域福祉
地域福祉活動計画というのをご存知でしょうか。
多くの方が知らない計画かもしれません。
市町村が策定する地域福祉計画に基づき、地域における具体的な取り組みを決めていくものです。
多くは社会福祉協議会が主体になってどのような取り組みをしていくのか計画を作りますが、地域社会の住民団体や住民自身がどのような地域の支え合いの活動を進めていくのか考えていく計画でもあります。

まちともは、この計画策定に関わっています。
今日、明日と、策定に関する会議があるので、これに関する考えを書いてみます。

なぜ計画策定にかかわるのか。
地域の中で支え合いのボランティア活動に取り組み、その経験を通して考えたことを計画策定に反映していくことは大切なことです。また、障害者支援の事業を運営していく立場からも、地域社会で障害者が社会参加、社会貢献していくことを考えることも欠かせません。
そのような視点や経験値を生かしていくために、策定に関わることは自分自身の社会貢献の一つと考えています。

今、8年間の計画期間の後半4年分の実施計画を策定中です。
そこで考えるのは、地域の多様性ということです。
地域社会は、金太郎飴ではありません。
この種の計画は、ともすれば一律にこれをやろうという内容になりがちですが、それは適切ではありません。
それぞれの地域の特性を踏まえて、自分のところではこれを重点に取り組んでいこうというような選択ができる計画を作ることが求められます。
社会福祉協議会が実際の事業として取り組むことと、地域社会で選択的に取り組むことができる活動を実施計画として整理していくことが必要です。

そんなことを考えながら、計画作りに寄与していくことができればと思っています。


地域社会の特徴

2018-11-05 22:24:56 | 地域福祉


定点観測の昼過ぎの様子。
青空が見えますが、午後から雲が広がり、雨がぱらつく天気でした。

午後は、区内の地域包括支援センターの運営に関する会議。
各地域包括支援センターの活動状況の報告と、そこにおける課題について意見交換する場でした。
この会議はけっこうおもしろく、3~4人の委員が、それぞれの専門性を生かした活動への助言等が行われます。
事前に資料が配布されますが、その場での報告を聞きながら、ポイントを押さえた意見が出されます。
さすがに専門家と思わせる意見もあって、活動の前進に役立っている会議かなと感じています。

そんな中、今日の会議で新たな情報が得られました。
まちともが住んでいる小学校区の介護保険の給付が市内で一番低いとのこと。
高齢化率は36%超えて、市内でも高い方に入る地域ですが、どうしてかと興味がわきました。
1つの要因は、高齢化率は高いですが、75歳までの前期高齢者が多いという特徴があります。まだまだ元気な高齢者が多いということが言えます。
また、宅地造成で転居してきた人たちが多い地域であり、元気なうちは自分が建てた家で生活し、それが困難になった時、子どもが戻ってきて同居する、逆に子どもの家に同居するようになるということが多く見られます。
子どもも親の近くに住んでいる世帯が比較的多く、半数以上が市内に子どもがいますので、高齢者世帯であっても常に子どもが見守りしているお宅が多いようです。
中には、孫が同居して見守りしているお宅もそこそこあります。

地域社会の状況は、それぞれの地域ごとに特徴があります。
その特徴を見極めて、地域の支え合いを考えることが大切だと感じました。



いざという時の地域の支え合い

2018-07-11 22:05:56 | 地域福祉
地域福祉の研修会があり、関係者の一人として参加しました。
地域の支え合いを広げるためにというテーマで、地域包括ケアシステムの必要性と地域の支え合いをどのように作っていくのかという内容でした。
地域の支え合いに直接携わっている地区社協などの関係者にとっては、背景となっている社会状況などを理解し、どんな取り組みが行われているのか具体的な事例を知るのは大切なことだと思います。
しかし、最近の地域福祉の研修会は、地域包括ケアシステムが耳タコ状態。

まちともは、5、6年前から地域包括ケアシステムを学び、時に講師を行うという活動をしてきました。
それ故、このシステムの必要性は理解できるし、地域の支え合いも欠かせないと考えています。
地域で支え合いを行っている地区社協や民生児童委員のみなさんに理解してもらうことも大切なことです。

しかし、同じような人を対象に、同じような話を繰り返し聞いてもらうということは賛成できません。
研修会に参加した人が、その内容を実践することができる、あるいは自分の周りの人たちに伝えていくことができる、そのような内容の研修会こそ大切ではないでしょうか。
地域の支え合いを広げるには、そこで活動できる人が増えることが求められるわけですから、実践的な研修が必要です。

今回の西日本の豪雨災害。多くの人の命が失われ悲しい思いにかられます。
亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、被害にあったみなさんにお見舞い申し上げます。
残念に思うことは、被害が発生する前から「大雨が想定されるので命を守る行動をとってください」と繰り返し報道機関等から注意喚起されていたにもかかわらず、これだけ多くの人的被害を生じたことです。
想定外という言い訳は通用しないと思います。

地域の支え合いがあれば、助けられた命もあったかもしれないと思わずにはいられません。
災害時要援護者避難支援制度というものがあり、各市町村で災害時に一人で避難できない等の困難をかかえた人を把握し、その一人一人について地域の方が支援する仕組みを考えておくというものです。
地域の支え合いそのものです。
この制度が有効に機能すれば、もっと救えた命があったのではないかと思います。

地域の支え合いは、非常時にこそその役割が発揮されるものではないでしょうか。
いざという時に動くことができる実践的な研修を重ねてほしいですね。

遊水地のハス池では今日も満開の花でした。
ハス池一面が花に染まっています。






困りごと

2018-03-08 22:15:11 | 地域福祉
地域福祉に関する会議がありました。
主に社会福祉協議会が主体になって実施する地域福祉活動計画というものがあり、その実施状況を評価することを目的とした会議です。

簡単に言うと、地域の支え合いがどこまでできるようになったのかということでしょうか。
相談機能、小学校区や集落単位の小地域における支え合いの組織づくり、それを担うボランティアなどの人材確保などという分野ごとの取り組みを検討します。

5、6年前に比べると、組織づくりは目に見えて進んでいるようです。
ボランティアも、いつもなり手がないと言いつつも、いろんな取り組みが生まれています。
相談も、いろんな場所で相談対応できるようになってきました。
前進していますが、地域ごとの差が大きいのが課題です。

マンションのようなコミュニティーを作りにくい要因が多い地域では、なかなか手がかりがつかめないようです。
また、規模の大小にかかわらず、団地などの集合住宅の多いところは、人の出入りも多く、ここでもコミュニティーが育ちにくいようです。
しかし、そのような地域でも、周囲の力も借りながら、住民の支え合い組織が作られつつあります。

もう一つの課題が、困りごとに関する意識。
困りごとをかかえていても、それを困りごとと思わない、あるいは、こんなこと周りの人にお願いしては申し訳ないという意識が、困りごとを見えにくくしています。
最初は、ゴミの分別が大変と感じていたことが、その内にゴミを出すのが大変になり、ゴミ屋敷になってしまうということもあります。
ゴミの処理が大変そうだと周りが気づいた時に、何らかの支援があれば、普通の生活を送ることができるかもしれません。

困りごとをかかえていても、多くの人は「困っていることはありません」と言います。
お互いに尊重し合いながら、困っている時にさりげなく助け合える関係を築くことが大切ですが、困った時にSOSが発信できる環境作りも欠かせないですね。
当地で行っている困りごと相談に、「団地の自宅玄関ドアの調整が悪く、閉める時にバタンと大きな音がして、近所に迷惑をかけているのではないかと思い困っている」という相談がありました。
すぐにボランティアがドアの開閉の調整をして直すことができました。
この相談内容は、どんな相談でも大丈夫ですという宣伝に使っています。
ちょっとした困りごとのうちに解決していくことが大切になると思います。

そんなことを感じながら会議に参加していました。

写真サークルの時、近所の公園に咲いていました。