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まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

NPO法人“T”の年次総会を開催しました

2019-06-15 19:36:38 | NPO法人
今日はNPO法人“T”の年次総会でした。
雨が降りましたが、30名余の参加を得て総会を開くことができました。
総会での課題等は以下の理事長挨拶を参照ください。

本日は雨の中、NPO法人“T”の総会にご出席いただき、ありがとうございます。
また、家族会の理事長様はじめ、御来賓のみなさまには大変お忙しい中、ご臨席いただきましてありがとうございます。
日ごろ、皆様からの当法人に対してのご支援に感謝いたします。
さて、本日は総会ということで、昨年度の事業報告と今年度の事業計画についてご審議いただくわけですが、就労継続支援B型という一つの事業しか行っていない小さな法人ですので、そんなに大きく事業内容に変化があるわけではありません。
当法人の事業は、その収入のほとんどが障害者総合支援法に基づく自立支援給付によります。したがって、運営は国の政策に左右されます。介護などと同じように厳しい運営が求められてきています。
特に昨年度は、延べ利用者数は増えましたが、給付の仕組みが変わり減収となりました。
どうしたら利用者の皆さんが満足できる支援ができるのか、支援にあたる職員が安定して働くことができるのか、今日出席いただいた皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
また、地域社会の高齢化が急速に進み、社会生活を維持するために様々な資源の整備が求められています。そんな中で、障害があっても地域に貢献できることは様々あるだろうと考えます。
昨年度は、この事業所がある地域を担当する民生児童委員に理事会に参加していただきました。ご近所フェアにも、民生委員、地区社協のみなさんにも多数参加していただき、地区社協の広報紙にも取り上げていただきました。
この地域の一員として、地域のみなさんと協力して地域貢献の一翼を担えるような法人運営を一緒に考えることができればよいと思っています。
課題は様々ありますが、みなさんと一緒に今後の法人運営について考えることができる総会にしたいと思っています。
以上、簡単ですが、理事長のあいさつとさせていただきます。
本日は皆様の活発なご審議をよろしくお願いします。

総会の議事が無事終了し、その後は三味線、琴、尺八の演奏を堪能しました。
奏者は、法人に関係する素人ですが、見事な演奏に会場から大きな拍手が続きました。





こちらはまったくの別件ですが、遊水地のハス池で今年最初の開花がありました。





福祉の現場の努力が報われる制度を求めます

2019-05-30 22:24:45 | NPO法人
NPO法人“T”の理事会が開催されました。
6月に総会を控え、そこに提案する議案を審議しました。
理事長として、決算を見て頭を抱えます。
当期活動差額が数十万円の計上です。
赤字にならなかったから良かったとも言えますが、事業に必要な大型備品等の購入のために積み立てる余裕がありません。
このままの状態が続けば、職員の昇給も難しくなります。

運営に努力しなかったわけではなく、事業の年間延べ利用者は増加しています。
しかし、給付費は70万円ほどの減収です。
昨年の報酬改定のカラクリガあり、基本的な報酬額に変更はないのですが、加算という目につきにくいところで条件が変わり、利用者数が増加しても減収になるという状況が生まれました。
今までどおりの対応では減収になると承知していたので、職員の努力で利用者の増加に努めてきましたが、減収に対応できるだけの利用者増には至りませんでした。

障害者の就労支援事業の事業所数は増加しています。
そのこと自体は、利用しようとしている人たちにとって必要なことです。
しかし、一方では、事業所による利用者の奪い合いという側面も生じています。
後発の事業所は、「昼食付き」「工賃○○円保障」などの宣伝で利用者確保を行ってきています。

当法人の基本姿勢は、支援内容で勝負ということで、一人一人の利用者の状況に応じた作業環境の整備と利用者間のコミュニケーション力の向上、生活の幅を広げるための支援等、20数年の積み重ねで確立してきた支援内容により利用者確保に取り組んでいます。
そのような支援内容を評価して、看護系、福祉系の学生の実習も毎年多くの依頼があり、それを受け入れています。
特に、看護系の学生実習を受けている事業所は限られており、年間40名余を受け入れている当法人は、このことを自慢してもよいのではないかと考えます。

障害者支援の“老舗”という自負を持ちつつ、新たな支援の知見も取り入れながら利用者支援に取り組み、努力を重ねていますが、それが報酬に反映しない制度はいかがなものかと不満を感じます。
このままでは、今年度の職員の昇給が難しくなると頭を抱えます。
障害者支援に限らず介護の現場でも同じような状況があります。
障害者や高齢者などを支援する現場の努力が報われる、そんな制度を確立してほしいものです。
理事会での議論から、そんなことを考えました。

キョウチクトウの白い花



障害者支援 連休中にも開所

2019-05-03 14:18:12 | NPO法人
NPO法人“T”の障害者支援事業所は、10連休という長い休みで利用者の生活リズムが狂わないよう、2日に臨時で開所しました。
病院の売店と喫茶のブランチは、病院の外来診療日にあわせて4月30日にも事業を行っています。
こちらは、普段と変わらず、外来の患者さんが多くいたようで、仕事もいつもと同じように行ったと報告がありました。

さて、2日は、連休中ということもあり、普段通りの作業というわけではなく、レクリェーション中心のメニューで実施しました。
創作活動の後、ボランティア参加いただいたセラピー犬とのふれあい。



セラピー犬のかわいい動きに癒される時間でした。



その後、スタッフによる朗読。
これも時々行われているので、利用者のみなさんも話に引き込まれて聞いています。



お昼は、スタッフ手製の料理で会食です。



メニューは、旬のものと地域の産品を取り入れ、筍ごはん、桜エビと玉ねぎのかき揚げ、黒はんぺん、猪肉の焼き肉、鹿肉のソーセージ等々。
猪肉と鹿肉のソーセージは関係者からの差し入れです。
普段目にしたことのないものもあり、みなさんおいしくいただき、完食でした。
参加した利用者は10名余と普段より少し少なかったですが、みなさん笑顔で過ごすことができました。

長く休めることも大切ですが、働く人が休むことで困ったと思う人たちがいる福祉や医療の現場などの状況も考慮したあり方を考えていくことも大切です。
なお、写真は利用者の顔が入らないよう配慮していますのでご理解ください。

10連休で困る人たち

2019-04-18 20:36:08 | NPO法人
毎日が日曜日のようなまちともにとっては、10連休といっても普段と変わりがあるわけではありません。
むしろ、近所の高齢者の中には、病院が休みになってしまうので心配などの声が聞かれます。

心配だと思っているのは、通所の事業所に通っている障害者も同じです。
通うことによって生活リズムを維持している人にとっては、長すぎる休みが不安になります。
事業所が安心して過ごせる場になっている人にとっては、10日間も自分が過ごせる場がないことが不安になります。
自分で生活のメリハリを作ることができる人は、休みの間も生活リズムを維持できます。
しかし、なかなかそれができない人、あるいは休みの間に何をしてよいのかわからない人、安心できる場がない人にとっては、長い休みが不安になるようです。

そんな不安を少しでも解消しようと、NPO法人“T”の事業所は10連休中の5月2日に開所することにしました。
ブランチは別の日に開所します。
通常の作業は行いませんが、昼食をみんなで一緒に食べる、その前後で創作活動を行うということで、日々の生活にメリハリがつくよう支援をします。
希望者のみの参加になりますが、半数以上が参加するのではないかと予測しています。

かつて、ある事業所で、障害者から年末年始の休みは嫌いだという声が出て、正月返上で居場所として事業所を開けていたという話を聞いたことがあります。
職員の労働条件から、そのような対応は難しいですが、障害を持った人たちが安心できるように必要な対応をしていくことも大切だと考えます。

近くの山道、あちこちで山吹の花が見られるようになりました。






2019 お花見

2019-04-05 19:21:05 | NPO法人


午前中、地元の小学校の入学式。
終了後、NPO法人“T”の利用者のみなさんとお花見でした。

お花見は恒例の行事。
あらかじめ日程を決めておかなければならないので、実施日を決めるのは難しいです。
今回は、暖かな好天で、見ごろの花の下で実施できました。
利用者のみなさんも楽しみにしています。



みんなで花見弁当を食べます。
花見団子もあります。



食べ終わったら宝探し。
食後の運動にちょうど良いかも。



見頃を迎えた桜。
花を見ながら、楽しい一時を過ごしました。



障害をかかえた人たちの中には、花見をはじめとした季節のイベントに参加するという経験がない人もいます。
もちろん仲間同士で出かけるなど、楽しんでいる人たちもいます。
しかし、社会的な経験が乏しい人たちが多くいますので、事業所でこのような行事を行うことは大切なことと考えています。