又七の不定記

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SKハリケーンのマグネット強化

2016-09-01 23:17:53 | Tools & Equipment

前回の記事で遠心もマグネットもイラネみたいなことを書きましたが、大きく認識が変わりました。

っと言うのも、先日ちょっとジグを投げてみたわけですね。
んで、皆さんご存じの通りジグって空気抵抗が少なくて他のルアーに比べて飛行速度が無茶速いわけですよ。
そのジグがスピードを保ったまま水面に突き刺さるわけで、ここでうまくサミングできれば良いのですが、夜間だったためジグの着水のタイミングが読み切れずほんのちょっとサミングが遅れただけでバックラッシュを起こしてしまいました。
まあ、メカニカルブレーキをちゃんと調整してなかったってのもあるんですが、その時に、

「もし。この飛距離をバックラッシュさせずに投げれるようになったらスゲーじゃん!」

って思ったわけですよ。
んで鍛錬し始めたわけですが、昼は飛んでゆくジグが見えるから良いとして、夜に関しては昼に感じ取ったリズムで投げれるときは良いのですが、風があったりして少し飛行速度が変わるだけで着水のタイミングが微妙にズレて対処できなくなる。
ようするに爺になってちょっとの変化に対応できなくなってきたと言うことを痛感したわけです。

っで、インターネットで調べてみると、なにやら、今時のベイトリールはこれまでわしがやってきたのと正反対に、メカニカルゆるゆるにして飛距離を稼ぎ、マグブレーキをしっかり効かせてサミングしなくても良いように使うのがトレンドらしい。ただしそれをやるためにはマグネットの強化が必要云々・・・。

っで、SKハリケーンのサイドプレートとスプールを外して、サイドプレートを机の上に置きその上にスプールをセットしてマグネットブレーキのダイヤルを変えてスプールを弾いてくるくる回してみると・・・・、目盛り7~10は少しはブレーキが効いているみたいだけど5以下ではほとんど効いてませんね。
それと、目盛り10まで回しても磁石とスプールの隙間が2mm以上ある(笑)。
ちょっと距離開きすぎなんじゃない?ってことで、これをかさ上げしてみることにした。
かさ上げに使ったのはカルティバのソリッドリング、たまたま手持ちがあった内径3.5mmのものが磁石と同じ外径5mmで厚みが0.6mmあり、ちょうど5個有ったので、これを全ての磁石の下に入れて磁石とスプールの隙間を詰めてみた(もとの磁石が厚み1.5mmだったので、概ね2mmのマグネットをずらっと並べた感じの強さになるのかな?)。
すると少しはブレーキが強化されたみたいで、目盛り10だと2秒くらいでスプールの回転が止まるようになった。
えっと、参考までに、スプールを弾く時にかける力は適当です。なるべく同じように力をかけるよう気をつけましたが正確に同じ力で弾いているわけではありませんので、あしからず。

このまま実戦投入してみても良かったのだが、9個入りで331円のこのリングを5つも食わせるほど価値のあるリールでもないので、次にホワイトボードにくっついていたマグネットから磁石を取り出してこれを計ってみるとなんとまあ直径5mmで厚みが3mm。とりあえず真ん中の磁石をこの磁石と交換してみると、同じように目盛り10で2秒くらいでスプールの回転が止まる。これで実戦投入してみることにした。

投げたルアーはだいたい20g前後のミノーや空気抵抗の大きいスイムベイト、そして30gを超えるジグミノーやスピンブレード。
さすがに目盛り0だとノーサミングというわけには行きませんが、目盛り7くらいまでブレーキを強めるとサミングなしでバックラッシュせずすっ飛んでくれました。
ラインのふけも少ないのでコントロール性も良いし、磁石一つでこんなにも変わるもんなんだな~っと関心。
ただしこのセッティングだと目盛り10でも着水直後のサミングをしないでおくとほんの少しスプール上でラインが浮いてくる。もう少し強化した方が良さそうだ。

っということで、家に帰ってさらにホワイトボードから2つのマグネットを失敬して、3mm-1.5mm-3mm-1.5mm-3mmのセッティングとした。


目盛り10ではブレーキ効き過ぎな感じがしないでもないが、まあその辺は夜間にジグを投げる時用ということで、概ね目盛り3~7位でノーサミングで気持ちよく投げれるチューニングとなった(実際に夜間にジグ投げることってほとんど無いんじゃけどね・・笑!)。

余談ですが、磁石交換の時って最初はホルダー外してちまちまやったんだけど、そんなことしなくても、交換予定の磁石を使って元の磁石をくっつけて外して、その磁石を何か他の磁石なり鉄にくっつけて待避させ、空いた穴に交換予定の磁石をそのままの方向で差し込めば簡単に交換できることに気づきました。交換予定の磁石を元の磁石にくっつけてつまんだ時から最後に穴に差し込むまで絶対に磁石を離しさえしなければ極を間違ってセットしてしまうことは起こりえません(^o^)。

それにしてもSKハリケーンは何故故にスプールと磁石の隙間があんなに開けてあったのじゃろうか?
もっと隙間を詰めた設計にするとか2mmのマグネットをずらっと並べるとかの方が、この価格帯のリールを購入するであろうベイトリール初心者や老化の激しい爺に優しいと思うのじゃが?

しかしながら、こういう新技術に慣れ切ってしまうとサミングがへたくそになってしまいそうですな。そのうち、サミングって言葉自体が私語になっちゃうかも。


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