鋼の器 桃鳥様の記事にトラバ。ランファンの腕を切り落としたのは(自分では無理なので)リンじゃないか。(中略)同じ状況だったらロイはリザにそんなことは出来ないという内容です。
リン・ランファンとロイ・リザは、男女で、上下関係という二組。
確かに桃鳥様もおっしゃっているとおり、家系で続く主従と、軍隊でたまたま上下関係にあるのとはぜんぜん話が違います。なかなか比較として面白い二組です。
ランファンの腕の件については「肉を切らせて骨を断つ」という感じだなぁ(実際は骨を裁って、大総統を撒きグラトニー捕獲したんですが)と感じました。「出し抜いてやったぞ」という台詞もあるとおりただでは殺られないぞ・・・という忍びの者の執念とでも言いましょうか。
リンは、ランファンが自分のために死ぬのを厭わない(むしろ当然という)育て方をされているのを知っている。リンのために命を懸けるというのは、ランファンにとって必然なんです。それが「生きる理由」だから。
ランファンはリンの足手まといになるならと自殺することも躊躇しない。だからこそリンは『自殺なんか無駄死にだ。腕一本で相手を騙せる可能性があるなら、それに賭けたい』と考えて実行したんじゃなかろうか。
この後、リンはどうするんだろう。リンはランファンが好きだ。大切に思っている。だけどこのまま道連れにし続けることが出来るのか。
片腕になったランファンが、リンから「お役目御免(解雇)」されたら彼女は従うだろう。
リンは彼女の幸せをどう考えるだろうか。主人のために死ぬ人生と、主人と離れて生きていく人生と。この二人には、主従関係以外存在しないのではないかな。
私個人から思うと、本人にとって前者は幸せだ。前者は目的のために手段を選ばない。後者は目的をかなえるためにはまず生きていなくては・・・というタイプ。なんだかアニメのダンテって、この両方をさ迷ってた気がする・・・。
で、もう一方のロイとリザです。早い話、中華組とはまったく条件が異なる。(ややこしくなるので、リザが将軍の孫という権力家系にあるということについては触れないでおく。)
絶対にリザの腕を切り落として囮に使うような度胸はロイにない。敵を釣るのに餌は撒いても、好きな女性を傷つけてまで餌にはできない。
自分のバックアップに入って、リザが怪我するとか危険にさらされるのは仕方ないけど、自らの手で傷つけることは出来ないと思う。(すいません、私ロイに夢見てるでしょうか?爆)いきなり(ある意味自分より優秀な)部下の前に身を投げ出して、部下の命を救うとかもありえないし。
もしラストと戦ったのが、ハボックではなくリザだったら?
ロイはやっぱりリザを焼いたと思う。そしてリザが半身不随になったら、結婚でもして責任取ろうとか思うんじゃなかろうか。リザはそんな責任の取り方をされるのは不本意だけど、ロイはこういうときは有無を言わせないんじゃないかな。(苦笑)
04年10月号でロイが死んだと勘違いしたリザが大泣きするシーンがあったよね。リザは悲しくて泣いている。もしランファンが同じ状況に置かれたら、悔しくて泣くだろう。この二人の女性は、戦う女として逆の立場にある。
そして・・・来月号へ続く話として、戦場へ赴くリザ。「出てきちゃダメ」と言われるロイ。
ふっと去年の11月号の大総統の台詞「(ロイに)門を開けさせてみましょう」「兵力を削いで飼い殺しにする」を思い出した。
ロス少尉、ハボック、次々とロイの兵力は削がれている。つまり大総統の計画は着実に進んでいる。
門を開けさせる=人体錬成を試させる計画のほうは、というと。
私はずっと『ヒューズのときでさえ人体錬成をしなかった』と思っている。多分あそこでハボックがうっかり死んでても絶対人体錬成なんかしてもらえないだろう。だからロイは人体錬成には、どんなに魅力を感じても手を出さないと思っている。なのに大総統は言い切っている。「門を開けさせてみましょう」と。
もし、死んだのがリザ・・・だったら?
ロイは禁忌の門の前に立つのだろうか?
・・・・・・そ、そりゃないよね・・・。
なんかリザが凄く理不尽な殺され方をしたら、がーっとかいきなり地面に錬成陣書いてやってしまいそう。イシュバールの時にベースは考え終わってて、ヒューズのときに最終的な理論を考えちゃったと思うので、あとは実践するだけ、スイッチオンというか。
『普通の』戦場で人間に銃で撃たれて死ぬとかならそんなことはしないだろうけど、ホムンクルスとか人間を超越したものにエゲツない殺され方をしたら、納得できないもん。理不尽な殺人には、理不尽な再生を、とでもいうのか。そんなイメージが湧いてしまった。
ヤダヤダ、もう誰も軍部の人に傷ついて欲しくない。荒川先生、容赦ない人だからな・・・。
郊外の空き家で人体錬成大実験!とかなったら悲しくて泣くよアタシは。
そうしたらロイの代償は片目で(アニメと微妙にリンクする設定)、もう片方の目で門の向こうの心理をどこまでみれるのだろう。そしてそんな小さな代償で得られるものはほとんどなく・・・なんて展開はきっと私の妄想だ。妄想、妄想!
誤字他、若干修正。5/20 23:55
リン・ランファンとロイ・リザは、男女で、上下関係という二組。
確かに桃鳥様もおっしゃっているとおり、家系で続く主従と、軍隊でたまたま上下関係にあるのとはぜんぜん話が違います。なかなか比較として面白い二組です。
ランファンの腕の件については「肉を切らせて骨を断つ」という感じだなぁ(実際は骨を裁って、大総統を撒きグラトニー捕獲したんですが)と感じました。「出し抜いてやったぞ」という台詞もあるとおりただでは殺られないぞ・・・という忍びの者の執念とでも言いましょうか。
リンは、ランファンが自分のために死ぬのを厭わない(むしろ当然という)育て方をされているのを知っている。リンのために命を懸けるというのは、ランファンにとって必然なんです。それが「生きる理由」だから。
ランファンはリンの足手まといになるならと自殺することも躊躇しない。だからこそリンは『自殺なんか無駄死にだ。腕一本で相手を騙せる可能性があるなら、それに賭けたい』と考えて実行したんじゃなかろうか。
この後、リンはどうするんだろう。リンはランファンが好きだ。大切に思っている。だけどこのまま道連れにし続けることが出来るのか。
片腕になったランファンが、リンから「お役目御免(解雇)」されたら彼女は従うだろう。
リンは彼女の幸せをどう考えるだろうか。主人のために死ぬ人生と、主人と離れて生きていく人生と。この二人には、主従関係以外存在しないのではないかな。
私個人から思うと、本人にとって前者は幸せだ。前者は目的のために手段を選ばない。後者は目的をかなえるためにはまず生きていなくては・・・というタイプ。なんだかアニメのダンテって、この両方をさ迷ってた気がする・・・。
で、もう一方のロイとリザです。早い話、中華組とはまったく条件が異なる。(ややこしくなるので、リザが将軍の孫という権力家系にあるということについては触れないでおく。)
絶対にリザの腕を切り落として囮に使うような度胸はロイにない。敵を釣るのに餌は撒いても、好きな女性を傷つけてまで餌にはできない。
自分のバックアップに入って、リザが怪我するとか危険にさらされるのは仕方ないけど、自らの手で傷つけることは出来ないと思う。(すいません、私ロイに夢見てるでしょうか?爆)いきなり(ある意味自分より優秀な)部下の前に身を投げ出して、部下の命を救うとかもありえないし。
もしラストと戦ったのが、ハボックではなくリザだったら?
ロイはやっぱりリザを焼いたと思う。そしてリザが半身不随になったら、結婚でもして責任取ろうとか思うんじゃなかろうか。リザはそんな責任の取り方をされるのは不本意だけど、ロイはこういうときは有無を言わせないんじゃないかな。(苦笑)
04年10月号でロイが死んだと勘違いしたリザが大泣きするシーンがあったよね。リザは悲しくて泣いている。もしランファンが同じ状況に置かれたら、悔しくて泣くだろう。この二人の女性は、戦う女として逆の立場にある。
そして・・・来月号へ続く話として、戦場へ赴くリザ。「出てきちゃダメ」と言われるロイ。
ふっと去年の11月号の大総統の台詞「(ロイに)門を開けさせてみましょう」「兵力を削いで飼い殺しにする」を思い出した。
ロス少尉、ハボック、次々とロイの兵力は削がれている。つまり大総統の計画は着実に進んでいる。
門を開けさせる=人体錬成を試させる計画のほうは、というと。
私はずっと『ヒューズのときでさえ人体錬成をしなかった』と思っている。多分あそこでハボックがうっかり死んでても絶対人体錬成なんかしてもらえないだろう。だからロイは人体錬成には、どんなに魅力を感じても手を出さないと思っている。なのに大総統は言い切っている。「門を開けさせてみましょう」と。
もし、死んだのがリザ・・・だったら?
ロイは禁忌の門の前に立つのだろうか?
・・・・・・そ、そりゃないよね・・・。
なんかリザが凄く理不尽な殺され方をしたら、がーっとかいきなり地面に錬成陣書いてやってしまいそう。イシュバールの時にベースは考え終わってて、ヒューズのときに最終的な理論を考えちゃったと思うので、あとは実践するだけ、スイッチオンというか。
『普通の』戦場で人間に銃で撃たれて死ぬとかならそんなことはしないだろうけど、ホムンクルスとか人間を超越したものにエゲツない殺され方をしたら、納得できないもん。理不尽な殺人には、理不尽な再生を、とでもいうのか。そんなイメージが湧いてしまった。
ヤダヤダ、もう誰も軍部の人に傷ついて欲しくない。荒川先生、容赦ない人だからな・・・。
郊外の空き家で人体錬成大実験!とかなったら悲しくて泣くよアタシは。
そうしたらロイの代償は片目で(アニメと微妙にリンクする設定)、もう片方の目で門の向こうの心理をどこまでみれるのだろう。そしてそんな小さな代償で得られるものはほとんどなく・・・なんて展開はきっと私の妄想だ。妄想、妄想!
誤字他、若干修正。5/20 23:55
つまり両想いでしょう、あの二人は
(身体的な意味ではなく)結ばれるかどうかは別として
あの二人は両想いですよな~~。