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【スペイン】フランス 7日目② ~ディナー~

2008年02月29日 | スペイン
                    ~ 続き ~

ホテルに帰って、昨日まで一緒だったチーズツアーメンバーとお食事。モンパルナスの「予約が取れないレストラン」ということで、数日前から予約して頂いて、今晩挑んだ。

 ディナー 
今回は、メニューを記憶する間もなく平らげてしまったので、写真のみ・・・

  
  まるで茶碗蒸しの様な・・・トリュフのナントカ            ワンタンの様な・・・

 
          フォワグラ???                     白身魚とたっぷりお豆さん

今回のメンバーはワイン好きが多かったので、色々なものを少しずつ飲めたよ。
            
 食前酒としていただいたこの『ヴォルネー』、かなりお気に入り

       
   お魚、お肉に合わせて、こちらも。

  Restaurant La Cerisaie @モンパルナス(Paris)
          70, bd Edgar-Quinet

                      

【スペイン】フランス 7日目① ~念願のランジス市場~

2008年02月29日 | スペイン

 10日目

今日は1人で、念願の ランジス市場 

ここは、スペインに来る前からず~っと行きたいと思っていたところ。今回フランスに来ようと思ったきっかけも、“国際農業祭”や“チーズツアー”はさることながら、この目的も私の中ではかなり大きかった。
でもあまりはっきりした情報がなく、「一般人は入れない」とか「許可証が必要」とか「要書類準備」などという噂ばかり聞いていたので、なかなか1人で行く勇気がなかった。だけど、スペインにいる間に一度は何とかして侵入したいと思い続け、これまで徐々に関係者から情報を集めて、今日に臨んだ。スペインに来たばかりの頃はそのようなことを聞けるような伝手(ツテ)もなかったことを考えると、この1年で国を問わず本当に頼もしい仲間や関係者との繋がりが出来たもんだ と改めて思う。これが一番の収穫だよなぁ。

さ~て、どうなることやら、ドキドキ 

 ランジス市場
パリ中心部から南方へ約15km離れたところにある、ヨーロッパ最大の中央国際市場。チーズなどの乳製品のほか、肉、魚、生家、野菜、果物、ワイン・・・何でもかんでもある、巨大卸売り市場。敷地内も広すぎるため、車or循環バスで。


まずは到達することが第1目標。車がないので、電車とバスを乗り継いで  。
もたもたしているとお昼で市場はしまってしまう。急げー

うかまく乗継が出来、バスでどうにか市場内まで進入したっぽいけど、市場敷地内にも停留所がいくつもある。降りるべき目印はアレコレ聞いていたけど(ガソリンスタンドとか、鉄の柵とか)、それらしきものが見当たらなくて焦る 。こういう時は質問するに限る!(いつでも質問できるように、外国でバスに乗るときは運転席のすぐ後ろの席に座る。これ、鉄則!)
私:「Aquí?」
運転手:「どこのブースに行きたいんだい?」

(フランス語分からないけど、ニュアンスはこんなこと聞かれた。)
私:「Fromage」
運転手:「あぁ、まだだよ。着いたら教えてあげる。」

あぁ、良かった、親切な運転手さんで
運転手:「おじょうちゃん、ここだよ。」
いつかのカナリア諸島の猫バスみたいに、今回もまた、停留所ではないところで停めて降ろしてくれた(笑)ありがとぉ。

さて、眺めはこんな感じ 市場敷地内だけど、普通に市場専用の道路が走っている。
            
                       ランジス市場のチーズブース前

さて、第2の関門。噂によると、“入口”という“入口”はなく、イメージはスーパーなどの裏口(荷物が運ばれてくるバックヤード?)みたいな感じで、いかにも一般人は入りにくいと聞いていた。部外者だとバレて(私、見るからに部外者っぽいけど・・・)つまみ出されたりしないだろうか・・・ドキドキドキドキ  

本当に入りにくそうな扉がいくつもある。えーい、入っちゃえ
            
おー、遂に進入したぞーーーー ←感動の涙
中はこんな感じ。長い長い通路を挟んで、両側にまた奥深く各お店が並んでいるって感じ。圧巻  

そして、ここからは一枚の紙を握りしめて。
(メモ):【ちょっと見てもいいですか?】
と事前に知り合いの方にフランス語で書いてもらった一枚の紙。ここ数日、練習の為にずーと握りしめていたから、既にしわくちゃ。

まずはお店の人に近づいて・・・
私:「ゴニョゴニョゴニョ・・・・」
相手:「???」

昨日もマシューに発音チェックしてもらったし、バスの中で何度も練習したんだけどなぁ。緊張してなかなかうまく言えない
結局、毎回、手に握りしめているカンペを見せて・・・
相手:「OK、OK
皆と~ってもいい人で、笑顔でウェルカムしてくれる。今までこんなにビビって緊張していたのが取り越し苦労だったと、ここで初めて分かった。よかったぁ。
フランス語が出来ないから、質問もできないのがやっぱりかなり痛いところだけど

それにしても、状態のいいチーズがこんなにも沢山並んでいるのは初めて見たよ。マジ、感動  ここには私の夢があるねぇ。なーんちゃって
 
特にこれらのシェーブルと言ったら!最高の状態です。ちなみにライセンスがないと購入はできません。

大きいチーズでは、こんなのも沢山
    
     イタリア産のパルミジャーノ・レッジャーノ              ↑このBIGなのもチーズよ

やや心細く1人でうろうろしていると、昨日一緒に食事をしたお二人(マシューとスイスさん)に遭遇(!?)。ちょうど仕事がだいたい終わったところだと言うので、一緒にランチを フランス語が堪能な(フランス人は当たり前か)お2人と一緒だと、本当に心強いわ。

 ランチ 
市場内にあるちょっとオシャレなレストランへ。朝が早い市場では、ちょうど仕事を終えた関係者がワインやハードリカーでお疲れ様の一杯をやっているところでした

 
    チキンとハーブの温玉サラダ            シェーブルチーズとツナのタルタル??

デザートは、仏ロワール地方の有名なデザート『タルト・タタン』。バターや砂糖と一緒にオーブンで焼いたリンゴのタルト。食後にこの大きさは、相変わらず辛いんですけどね・・・(何事も経験!とか言って、結局しっかり食べてしまう  )
           
                         タルト・タタン


 フランス発見~その①~
車のオーディオ。なんと、取り外し式!この車だけでなく、基本的に皆コレ式だって。もちろん盗難防止の為で、車から降りるときに必ずコレを取り外して持ち歩くんだって。そんなことが必要ない日本って、やっぱ平和だね~。
 

 フランス発見~その②~
私:「フランス人は、なんでそんなにテラス好きなの?寒いのに・・・カフェでもレストランでもテラス席はいっぱい。」
マシュー:「歩く人を観察するのが面白いからさ。歩いてる人もテラスに座っている人を見るし。だから目を合わせて無言で会話したり(笑)。」

なんじゃ、そりゃ。なんか落ち着かなくない??
マシュー:「あと、今年の1月から、パリで全室内禁煙になってしまったから、その影響もあるね。」
おぉ、それはいい制度だ

 フランス発見~その③~
歩きながら喋っていても、話に熱が入って道端で立ち止まって話し込んだり、目的の店を通り過ぎたり・・・ってのがしばしば。これは人によるところが大きいのかもしれませんが(笑)


 フランス、まだまだ謎がいっぱい。

                                             つづく・・・


【スペイン】フランス 6日目③ ~SUSHI?~

2008年02月28日 | スペイン

                   ~ 続き ~

今日は夜19時に別の約束をしていたのに・・・

  パリ   

パリに着いたのはもう21時頃
しかも携帯も繋がらなくて、ハラハラドキドキ  流石に怒ってる(困ってる)よなぁ・・・

ホテルに着くと、ホテル前でちょうど遭遇!というか、車でお迎えに来てくれた。連絡が繋がらない間、車で街をグルグルしていてくれたらしい。本当にゴメンナサイ 
今日はスイスさんとフランス人のマシュー(チーズ関係者。仕事上迷惑がかかるといけないので仮称。)とディナーへ。私がパリの街を全然知らないもんだから(パリに来てもいつもチーズばかりだし・・・)、夜のパリの街をドライブして案内してくれた。2時間も遅れてしまったのに、ほんとありがとう  。

私は「パリという街があまり好きではない」と思っていた。だって、なんか怖いんだもん。色んな人種がいて、地下鉄とかあんまりキレイじゃなくて、街が大きくてどこに行けばいいか分からないし、言葉も通じないし・・・

でも、今日、猛烈に好きになった。あぁ、単純
今までパリ内の移動手段は地下鉄かバスばかりだったけど、車で走ってみて、
      こんなにキレイな街だったなんて
と本当に驚いた。東京の夜景も大好きだけど、これまた種類が違うんだな。東京のは近代的な感じ、パリのは歴史と結びついたような感じ。
凱旋門、シャンゼリゼ大通り、ノートルダム・大聖堂、エッフェル塔・・・そのどれもが夜は格別に美しかった。パリ、やるねぇ
              
                   食後にふもとまで見に行ったエッフェル塔。
      マシューは「手巻き」と言ってたけど・・・確かに遠くから見たらそう見えなくもない(笑)

ただ、パリの運転事情は最悪だった。映画:『TAXI』の様だった。マジで。あぁ、生きて帰れて良かった。

 ディナー 
話し合いの結果、「寿司」を食べに行くことになった。海外のレストランで寿司に挑戦するのは初めてだ。どんなもんが出てくるか楽しみだ。
ひとまず日本街(中国人街はどこの国にも歩けど、パリには“日本食店”密集したエリアがあるなんて!)へ行ってみた。
といっても・・・やっぱり店の構えから見て、明らかに「日本人経営」ではないことが私達日本人には分かる。(メニューの写真がどうも日本らしくなかったり、書いてある日本語が間違っていたり・・・)中国人経営なのだ。
いくつか「あ、これ本物の日本!」っていうのもいくつかあったけど、もう夜の23時近くで、「閉店で~す」だった  。うろうろして最終的に「あ、これ日本かもと思われる寿司屋に入った。入り口のメニューの隣に、ビート武が来店して写真を撮ったものが飾られていた。入店して、やっぱり一見日本と思われたが・・・よく見ると、メニューの漢字に所々中国語が混じっていた。そして店員もやっぱり、日本語は話さない中国人だった。残念・・・
でも、中国人がどんな日本食を出しているのか、興味もある。注文したのは・・・
 ひじき(付け出し) 茄子田楽   串焼きセット  握りセットなぜか白ご飯、味噌汁

味は、なかなかだった。(日本の方がずっと美味しいのは言うまでもない)
ただ、串焼きセットにチーズ串刺し?があったのはビックリした(笑)。
            
                          パリらしいチーズ串刺し?

 Restaurant Japonais 口悦 (KOETSU)@Paris
           42, Rue Sainte Anne 75002 PARIS               ↑店名を見るからに、日本っぽくなかったよね・・・


帰ったのは1時過ぎだったか。眠い・・・

                    


【スペイン】フランス 6日目② ~フランスの老舗チーズショップ~

2008年02月28日 | スペイン

                   ~ 続き ~

  ブーローニュ・シュール・メール へ移動 

 Fromagerie Philippe Olivier (チーズ専門店『フィリップ・オリビエ』)

フィリップ・オリビエさんといえば、フランスではもちろん、日本でもチーズ業界ではその名を知らない人がいないくらい有名なチーズ熟成士さん。今回は、そのフィリップさんのお店へ偵察に
              
                      思ったより意外とコンパクトなお店

店に入ると、ちょっと強面でちょっと無愛想(…!?)な大柄の男性がいて、きっとあの方がフィリップさんだろうと思われた。明ら様に偵察する時は怪しまれない様に、いつも前もって許可を得るようにしている(そして99%快くOKしてくださる)のだけど、ここはちょいと違った。
「至近距離の撮影は不可」、質問もできる雰囲気ではない・・・
チーズ屋とは思えないくらい厳重な聖域(??)だった。
おススメを聞いても「全部・・・」と言われるし  
              
                   恐る恐る撮影したフィリップ・オリビエの店内奥

ここでは、「Briquette de la Correze」を購入した。このチーズは、以前ボーヌのチーズショップで購入して、美味しさに感動した思い出のチーズだし、こういうシェーブルなら熟成の良し悪しが分かりやすいかなぁ~と思って。なんてったって「熟成士オリビエ」だからね。
              
            購入したのは一番右の「ブリケット」。何で写真があるのかって?ヒミツ。


今回一緒に旅をした人たちから聞いた面白小話。

 インド①
大半がヒンドゥー教徒のインドでは、牛は神様。道でも牛が優先だし、もし車で轢こうものなら殺人よりも罪は重い。食べるもはもちろんNG。
ある日本のインド料理店で働くインド人、「いつも牛肉を食べてしまうときは“牛”とは知らずに食べているから仕方ないんだ。でも、間違って牛を食べたことは、本国の家族には絶対に内緒にしてくれ。」と周りに本気で口止めする。
実はインド人も牛肉が大好物。金持ちインド人は大体一度は口にしたことがあり、実は宗教と言うよりも人目を気にしているだけで、人が見ていないところではこっそり食べることもしばしば・・・??
ちなみに“牛”は“牛”でも“水牛”はOKらしい。インドのレストランでも「水牛のタルタルステーキ」とかは人気だと。
  私はインド情報については全く未確認ですので、あしからず。宗教上の問題ですから、ご自由に・・・(!?)

 インド②
インドレストランのバイト面接 (@日本)で、血液型チェックがあるらしい。
というのも、80%のインド人がB型で、バイトで入ったA型の日本人はB型とうまくいかず、ほとんどすぐに辞めてしまうらしい。
  私は血液型と占いは信じないタイプですが・・・

 航空券の無料変更で、海外滞在を延長する方法
仕事で行ったネパールで。仕事を終えて明日には帰国する予定。だけど、街がとっても気に入ってしまい、もうすこしゆっくり観光したい。。。そんな時、航空券を無償で変更し滞在を延長するには、地元の医者に行って診断書を書いてもらう・・・(医者に多少の賄賂を)
  あくまでも聞いた話ですぞ。国によって事情は違うでしょう。

 へそ①
フランス人はおヘソをよく洗い、丁寧に掃除する。体の核の部分と考えられていて、常にキレイにしておかなくてはいけないらしい。
  日本人はあまりおヘソを触るとばい菌が入ると言われている気がするけど。

 へそ②
「マロワル」チーズは「ヘソ」のにおいがする。
  ある人の「チーズプロフェッショナル」試験2次対策。私はそうは思いませんが・・・


                                             つづく・・・


【スペイン】フランス 6日目① ~ミモレット~

2008年02月28日 | スペイン

 9日目

リールの朝市へ、チーズの偵察

 リールの朝市
           
                 この建物の外は衣料品・日用品、中に生鮮食品が

いくつかあったチーズ屋さんのうち、一番品揃えの多かったのがここのお店
 
                            (右)これも全部チーズだよ~~~。プチケーキみたいでかわいい。

ここでおっちゃんとしばしお話し。が、当然おっちゃんはフランス語オンリー。でも、なぜか話が弾む。というか、一方的におちゃんが喋り始めて、止まらない・・・こちらが理解していようとしてまいと、関係なく、爆裂トーク(笑)。
              
                  何言ってるのか分からないよぉぉぉ・・・・(汗)

市場で買ったチーズの一つ
              
ワイン「ゲベルツトラミネール」で洗った、ウォッシュチーズ。これマジお薦めよ


本日のメインイベントはここから。
皆さんもきっとご存知のオレンジ色のハードチーズ「ミモレット」の製造所訪問。

 Losfeld Distribution (ミモレット製造所)
1871年創業で、現在4代目。

 『ミモレット』 ってどんなチーズ?
「ミモレット」はフランス語で「mi-mollette(ミ・モレト)」(=半分柔らかい」が語源
初めは軟らかいけど、熟成が進むにつれてカチカチに硬くなる。そして砕ける。
フランスで外国製品の輸入が禁止され(17世紀)、オランダからチーズが入らなくなった時、フランス人がオランダチーズを模倣して作ったのがこのミモレット。(諸説有。)
 なぜオレンジ色か?
元々、作ったチーズのうち「これは“輸出用”(=税金は払わない)」という印でオレンジコーティングがされた。その後、色無しや他の色でも作ってみたが売れず、輸出・国内問わず、全て“オレンジ”に統一されたとか。ちなみにこのオレンジ色は「ロクー色素」。味に影響はありません。(皮は食べませんよ~)
         
   社長自ら案内してくださった。とっても爽やかGUY。         何列も続く大きな熟成庫

こちらの工場は「熟成」のみ。
他の工場でミルクから作られ冷熟室で8週間寝かされたミモレットが、ここに運ばれてくる。その時点でハンマーで叩き、中に穴がない事を確認する。(もし穴があったら熟成がうまくいかないので、その時点でボツになる  )

木棚で熟成中の「ミモレット」。白い粉は「シロン」というカビ。このカビが表面を食べて良いカビが中に入り込んでいき、モレットの熟成が進む。このカビを殺さない為に、熟成庫の中は基本的には掃除できない。
           
        シロン(カビ)に覆われた熟成中のミモレット。オレンジ色はまだ想像も出来ない状態。

人の手によって一つずつ定期的(1回/月)にブラッシングされる。
これで余計なカビが払われ、必要なカビだけ残るよ。
              
                  職人さんの手によって丁寧に一つずづブラッシング


 試食とマリアージュ
            
待ってましたー、試食タイム
本日頂いたのは「6ヶ月熟成」と「12ヶ月熟成」
そして、こもミモレットに合わせていただいたのが、社長一押しのマリアージュ(組み合わせ)、『PORTO』(ポートワイン)

実はあまり「ミモレット」が好きではなかった私、ここのを食べて急激にファンになってしまった いつもは熟成が進んでいるほうがより好きだけど、今日のはちょっとしっとり目の「6ヶ月」が格別に美味しかったなぁ。ポートとの組み合わせは最高 日本でも是非お試しを。

<熟成>
熟成は3ヶ月  6ヶ月  12ヶ月  18~24ヶ月と区分が有り、熟成につれて硬くなり(水分が飛ぶ)旨味が凝縮されてくる。18か月以上にもなると、カラスミの様な味がするよ。

ちなみに、熟成好きの日本人が一番空きな(輸出量が多い)のは「エクストラ・ビエイユ」(18~24ヶ月の超熟成)

お土産も頂いたので、レオンに持ち帰って皆にも食べてもらうよ


 ランチ 
これまた小洒落たレストランで。 そろそろ人間ドック受けたほうがいいかしら・・・

       

 
          付け出し              自家製テリーヌ(プルーン、オニオン、コンフィチュール)

 
  シーフード・テリーヌ風~カレーソース~              鱈とポテトの・・・

 
       チーズの盛り合わせ                 ヌガーグラッセ ~ドライフルーツ~


全て私が食べた訳ではないので、ご心配なく

                                             つづく・・・


【スペイン】フランス 5日目② ~ビール工場~

2008年02月27日 | スペイン

                   ~ 続き ~

ベルギー国境と言えば・・・やっぱビールですわぁ

 Brasserie de L'abbaye (ビール工場)

元々修道院で、修道層たちが自分達の為だけに作っていたビール。それから長い時を経て、世界のこんなに多くの人に飲まれるようになるとは思わなかっただろうねぇ。
           
                         元修道院のビール工場

ビールの90%は水。ということで、ビール造りには“水”がとっても重要  
こちらでは28mの井戸から水を汲み上げているそうな。
              
                              煮沸釜

こちらのガイドをしてくれた美しいお姉さん、身長が超高くてず~っと見上げていた(首が疲れた)。190cm?同じ人間とは思えん・・・
           
                            テースティング

こちらのブランド『La Vivat』は、結婚式の時、カップルの頭から「ヴィヴァと叫びながらビールをかけることから名付けられたらしい。

詳しくはコチラのHPでどうぞ   Brasserie de L'abbaye


  リール

フランス最北部、ヨーロッパ諸国の北の玄関口として発展した工業都市:リールへ。
              
                        時計台が美しいリールの夜

 ディナー 
ふふ、早速ディナー なんか、本当に食べてばっかりだな・・・
海が近いので、魚介類(特に貝類)をよく見かけたよ。
             
              シャンパン           牡蛎 (私はアタル自身があったので我慢・・・)

 
               エスカルゴ                                          ムール貝

コチラは噂(!?)の『ウエルッシュ・ラビット』 初体験です
           
                       ウエルッシュ・ラビット

 ウエルッシュ・ラビット
チーズを使ったイギリスの有名な料理。(ここリールからロンドンまで40分で行けるのよ!)
うさぎ狩りで獲物がなかった時に、うさぎ料理の代わりに食べるとか。
硬いチーズ(チェシャーやチェダーなど)をおろしてエールで煮溶かし、ウースターソースで調味したものを、焼き皿に敷いたトーストの上に流しいれて、オーブンで焼き目を付ける。
味付けがとっても美味しくて5口位はかなり幸せな一品だけど、それ以上は胃がもたれるのが分かって遠慮したい感じ。だって、見るからにオイリーでしょ・・・


                     


【スペイン】フランス 5日目① ~マロワル~

2008年02月27日 | スペイン

 9日目

ベルギー国境のティエラッシュ地方は、雨も湿気も多い為、牧草がよく育ち、牛のミルクも大量に搾れるので、チーズ作りにはもってこいの地域。本日は、ここらで有名&私の大好物の『マロワル』チーズの生産者を訪問。
            
                         ティエラッシュ地方(車窓より)

 Ferme de la Fontaine ORION (マロワールチーズ生産者)

こちらもフェルミエ製(農家製)の生産者。ミルクはアチコチの農家から集荷されるのではなく、同敷地内で搾乳されたミルクだけがその場で使われる。搾乳は朝と夜の2回だけど、チーズ作りには朝搾ったものだけ使い、夜搾ったものは売るのだとか。(チーズ造りは朝の為)徹底してるね。新鮮だから、ミルクの殺菌も脱脂もしない。
ここでは主に、ホルスタインとフラマンド種(地元の牛種)を約110頭飼っているとのこと。

 『マロワル』 ってどんなチーズ?
ベルギーに程近い仏ティエラッシュ地方(A.O.C.指定)のチーズ。キリスト教布教の中心となった“マロワル修道院”があったマロワル村で、修道僧によって作られた。
表皮を繰り返し塩水で洗って、時間をかけて熟成させるので、表皮は独特の赤さをもち、湿っている。匂いも味もかなり独特。ウォッシュチーズ好きにはたまらない
地元では『タルト・マロワル』としてもよく使われ(昨夜も食べたタルト)、焼くことによって優しい味わいになる。

こちらでチーズを生産しているのはご夫婦(+α)とっても細身の旦那さんと、ぽっちゃりめの奥さん。奥さんが私達に色々と説明してくださり、旦那さんは黙々と手を動かす。そしてたまに、喧嘩(一方的に奥さんが大きな声で何やら文句を言っているだけ。笑)が始まる。そんなに怒っちゃ、旦那さんが益々痩せちゃうよ~~~(笑)

 
ちりとりの様な道具を使ってカードをカット中の旦那さん   ハープ(専用器具)を使ってさらにカードカット

 
     力を合わせてカードを型に流し込む                  反転作業(5回/日)

 
(左)なんとこのタワシ(塩水に浸かっている)で、チーズの表面を何度もブラッシングするのだ。
(右)地下のカーヴで熟成させ、自然の赤い酵素によって表皮が赤くベタベタになる。
  
今でもこんなレンガ造りのCAVEが残っているのは稀。

         
      熟成前と熟成後でこんなに色が変わるのよ!      数々のメダル。「毎年」ってとこが本当にスゴイ!


 ランチ 
マロワル村のレストランで
こちら、夜はちょっと怪しい(!?)ダンスが見られるレストランになるらしいが・・・
           
                   夜は何やらショーが見られるらしいレストラン

 
     マロワルチーズとキノコのパイ             マロワルチーズソースのチキン

           
              ここらでポピュラーなデザート「砂糖のタルト」?


 Ferme de Cerfont-Fromagerie DRUESNES (マロワルチーズ生産者)

本日2軒目の『マロワルチーズ』見学。さっきのORIONさんと場所も近く作っている種類も同じだけど、「作り手によって味も作り方もこんなに違うんだ~~っていう発見が沢山あり、かなり興味深かった。(※『マロワル』はA.O.C.認定の為、基本的な作り方や熟成期間などの規定はあるので、その範囲内でオリジナル性があるということ。)

 
          販売所と熟成庫                               熟成庫


 Le Caves de l'Abbaye 

こちらは、『マロワル』チーズ発祥の地である修道院跡
           
                      今ではCAVE&ショップとして現存

 
 『ABBY DE MAROILLE 1593』 と書いてある          『マロワル修道院のカーヴ』

こんなものが売られてるよ。(他にもビールやジャムなど、地元産品がいっぱい!)

  「マロワル」チーズも作り手によっていっぱい!        さっき食べた「砂糖のタルト」。超甘い・・・

              
           同じくこちらの地方で有名な「ドーファン」(イルカ、王太子の意)チーズ

「マロワル」チーズは、日本でも買えますよ 例えばコチラで マロワル

                                             つづく・・・


【スペイン】フランス 4日目② ~ティエラッシュ地方突入~

2008年02月26日 | スペイン
                   ~ 続き ~

エペルネ    ティエラッシュ地方(ベルギー国境に近づきます)

本日の宿泊はコチラ ちょっとしたお城みたいで素敵でしょー 超田舎です
           
         ここに着くまでの車窓からは、牛や馬がノビノビと・・・って感じの長閑~なとこ。

 ディナー 
本日宿泊するホテルの併設レストラン。こちらもミシュラン掲載だった。結構掲載されているレストラン(☆にかかわらず)って多いのね。
              
                   かわいらしいお部屋とテーブルセッティング

 郷土料理づくし
 
        タルト・マロワール                 色々・・・ポテトのシューがお気に入り!

     
     リンゴとブドウのコンポート                    シードルBrut

言うまでもなく、とっても美味しく頂きました


こちらは、先日訪問した「フェルミエ製」のブリー農家で特別に購入したチーズ。
          クロミエ・ノワール        メルル・ルージュ
            
        こんな藁の敷かれた木枠に入れられたのは初めて。こんなことでも、ちょっと嬉しい。

大きなチーズを丸ごとだぁ。味見はレオンに帰ってからのお楽しみ~


                      

【スペイン】フランス 4日目① ~シャンパンの街~

2008年02月26日 | スペイン

 8日目

 TAITTINGER (シャンパンハウス 『テタンジェ』)

こちらは前回(07年10月)に訪問したのがきっかけで、私の結構お気に入りのシャンパンハウスに加わったとこ。本日、再訪問で何か新発見があるかな~?
            
              シャンパンハウスの中でもとりわけシンプルな外観の『テタンジェ』

           
   何度見てもこの眠っているシャンパンには圧巻!            瓶口を下に傾けて・・・

今回はじっくりとデゴルジュマン(滓抜き)とドサージュ(抜いた折の分、リキュールを加えて糖度を調整する)の工程を見られた。
            
       シャンパン造りの最終段階、「門出のリキュール」を加えられているところ。(=ドサージュ)

サン・レミ聖堂
            
   5世紀にフランク王クロヴィスに洗礼を受けた司教聖レミが眠る聖堂。

ノートル・ダム大聖堂
             ←07年10月撮影
                   左右対称の2つの塔が天にそびえる

フランス屈指の美しさを誇るというゴシック様式の大聖堂。ここの目玉は・・・

          
      唯一微笑んでいるという天使               シャガールのステンドグラス


ランス    エペルネ

ランスとエペルネの間にあるモンターニュ・ド・ランスの山の周辺に、世界に主要なブドウ畑が広がっているらしい。前回は電車で移動したので畑をじっくり見られなかったけど、今回は車なので、楽しみ  が・・・生憎の雨・・・(涙)。
            
                      車窓からのブドウ畑。剪定作業中かな?

それでも、崖の側面などに見える白亜質の土壌はしっかり見られて、ちょっと満足。
この白い大地(石)は本当に真っ白で、触ると手も真っ白になる程。黒板に文字を書くときのチョークと同じなのだ。

 白質土壌
これはシャンパーニュ地方の土壌の秘密でもある。
雨が降っても表土には水は溜まらず、地価5メートル以上の深いところまでどんどん落ちていき、その地下水を求めて葡萄の根は深く伸びる。その為、冬、地上や地表の温度がいくら下がっても葡萄は死ぬことがなく、雨が降らなくても地下深くから水を吸収することが出来るというわけ。
実際にこの白い破片に水をかけると、スポンジのようにスーッと水を吸収するそうな。
(今回は残念ながら実験できなかったけど。)


OET&CHANDON (シャンパンハウス 『モエ・シャンドン』)
 

日本でもおなじみのプチ高級シャンパン「モエシャン」。他のシャンパンハウスとはちょっと雰囲気が違って、外観からいかにもゴージャスでオシャレな感じ。さてさて、見学を。
             
                     モエ・シャンドンのシャンパンハウス入り口

            
        やっぱコレでしょ、ドンペリおじさん        地下のカーヴでも見られた、白亜質土壌。真っ白。
     
受付で迎えてくださったのは日本人のガイドさん。
ガイドさん:「毎日必ず1人は日本人の方が見学にいらっしゃいます。」
いくら有名所はいえ、ここはパリでもあるまいし、それが本当なら凄いなぁ。
ガイドさん:「日本は世界で唯一、市場が伸び続けている国で、大切なお客様です。」
2000年のミレニアム祝いをきっかけに、シャンパンの味をしめた日本人が多かったというけど、それって本当??確かに、シャンパン市場が異様に伸び続けているのは確かだけど。

 
CAVE内の天井。この跡から、ここが人間の手で掘られたのがよく分かる。  ナポレオンが贈呈したという木樽↑

ガイドの中で、ナポレオンの逸話が結構あった。たとえば・・・
ナポレオンは、戦い前によく(計5回)このシャンパンハウスを訪れたらしく、戦い前にここのシャンパンを飲んだから毎回勝ち続けたとかなんとか(疑)(笑)。で、最後の戦となった『ワーテルローの戦い』ちょうど先日ベルギーでパピーに連れて行ってもらったとこ!前には、ここを訪れなかったために負けてしまった、とかなんとか(笑)。

ココの見学、実はあまり期待していなかったのだけど・・・かなり良かった
まず雰囲気かな。品の良さ、センスの良さ、対応の良さ。結構重要なんだよね、特にこういう高級なシャンパンとかの世界では。印象のほとんどがそういう点だといってもいい位。 それから、説明もとっても分かりやすくて感心しちゃった(笑)。肝心の味は・・・ぶっちゃけ個人的にはあまり好みではない一言でいうと、キリリとし過ぎていて「うぅぅぅ」って喉がやや悲鳴を上げる。沢山は飲めない。(それ位がちょうどいいって??)
           
           施設内にあるモエシャンのショップ。まるで某有名ブランドショップみたい・・・

で、皆で割り勘して買っちゃいました、『ドンペリ』。120€位だったかな?本国でも全然安くはないけどねぇ。自分で買って飲むのは初めてだなぁ。
                 
                               ドンペリ様

このドンペリ様、今晩の食前に頂きました。ちょっと冷えが足りない状態でどうかな~と思ったけど、むしろ味がよく分かってかなり美味しく飲めた。やっぱ良い物はそれに見合ったお味がしますわ。もっとも、この「ドンペリ」というブランドに酔ってる比率は高いと思われるけど(笑)。


                                             つづく・・・


【スペイン】フランス 3日目 ~モー&ムラン~

2008年02月25日 | スペイン

 7日目

今日から本格的にチーズツアー開始

本日の目的は、『ブリー・ド・モー』『ブリー・ド・ムラン』の原産地訪問。
ところで、『ブリー』ってご存知ですか??多分多くの人が食べたことがあるチーズ。カマンベールに似ている白カビチーズで、最近ではスーパーでもよく売ってる

           
      今日はお天気がイマイチ、霧に包まれたフランスの北部でした。それもまたいいじゃーん!

 Societe fromagerie de la brie (ブリーチーズ製造所)
細かい話は抜きにして、とにかくこの製造工程を見られたことに感動  大きな工場だったけど、やっぱりペル・ア・ブリを使って人の手によって型詰めされてるのねーー!
(勉強しているの人にこの感動が分かってもらえると思います!)
 
       ペル・ア・ブリで型詰め中

             
                                             加塩後、水抜き(ホエーの排出)中

 試食
①Wクリーム「サン・シメオン」        ②トリプル・クリーム「ヴィニュレ」

 
         (右)マルヌ県の産物:シャンパンに良く合うチーズとして造られた。「ブリヤサヴァラン」と書いてあるねぇ。
①②は造ってから2~8日内のフレッシュなうちに食べる。(造るときも熟成させず、ミルクから1日で完成させる。)


③ブリー・ド・モー               ④ブリー・ド・ムラン
 

やっぱり、モーとムランは、すっごい美味しかったなぁ


続いて・・・
 Compagnie Fermiere B. et E. Rothschild (フェルミエ製ブリー農家)

こちらは数少ないフェルミエ製のブリー農家。
『フェルミエ』とは・・・『農家製』という意味。多くの場合、チーズメーカーは契約農家からミルクを購入(収集)してチーズを造るけれど、農家製の場合は、家畜(牛・羊・山羊など)を飼って搾乳からチーズ造りまで一貫して自分で行う。つまり、絞りたてのミルクを即座にチーズ造りの部屋に運んでチーズ造りを開始できるので、最もフレッシュな状態で良いチーズを造ることが可能だということ。無駄な殺菌をする必要がない場合も多いし、とにかくこれは質の良いチーズを造るのにかなり重要なポイント

衛生上の問題で、中に入ることは出来なかったけど・・・                  牛舎

 ランチ 
本日のランチはMEAUX村にあるミシュラン掲載のレストラン

              
                    薪を積んであって雰囲気のあるレストラン

 
   ちょっぴりゴージャスなテーブルセッティング              付け出し:サーモンとシュー

        
          シャンパン・マンダリン               抹茶のカプチーノ(前菜)

 
サーモン、フォワグラ、スモークトリュフドレッシング   農家製鴨ワイン煮込み&ベーコン・キノコのパスタ
    
          
             ノルウェー風オムレツ グランマニエ フランベ

素材が良かったのでしょう、どれもこれも頬が落ちる美味しさで大満足。
小さな村にこんな素敵なレストランがあるなんて、ポイント高いねぇ


  La Grignotiere @Meaux, France


 Meauxのカテドラル
           
                小さな町ながら、なかなか立派なカテドラル

Meaux   Reims

さて、シャンパンの街、ランスに移動して来ました。ここは昨年の9月に訪れたばかりの街。でも、何度来てもいいわぁ、この可愛らしくてシャンパンに溢れた、コンパクトでで豪華な(!?)街は。夜は、明日通過予定のAYALA村産のシャンパンで乾杯をして・・・
         
            ランスのメイン通り                 ランスの「ノートル・ダム大聖堂」