人は他国より優位に立とう、他国よりビジネスを成功させようとの思いと倫理的抑制力を比べた場合に絶対に倫理的抑制力が勝ることは無い。この映画は終始このことを訴えている。
何故か?人に科学の未来を正確に理解できる能力が与えられていないことか、未来に対する倫理的抑制力を真剣に考えることは自分の仕事では無いと多くの人がすましているからか。アインシュタインも自分は「E=MC2を発見しただけだ」とまさか原爆を . . . 本文を読む
バリ島は3毛作が当たり前だからいつの瞬間を捉えても苗や実りの穂が同時に見られる。日本人から見たら幻視的なこの風景を見るためにバリに行くのかもしれない。
苗を植えたばかり。
収穫期を迎えているテラス。
少し成長した苗。
緑いっぱいで。
肥沃な土地に見えるが。
この水利スパックをめぐってバリ文化は発達してきた。
ヤシと水田、これが稲作の原風景かもと。 . . . 本文を読む
ある日のサヌールビーチで緑を輝かせた海藻が打ち寄せられていた。
人が集めたのか、打ち寄せられたのかも不明だがその色の鮮やかさに記録しておきたい気になった。かつて石垣島で似たような海藻を見たことがある。化粧品の材料に使うと聞いた。それに似ているがどうも回収している風がない。これだけあれば加工しがいがあるのだが。そんな下世話なことを考えながら海岸を歩いた。まだまだ俗気が抜けないな、わたしも。
&n . . . 本文を読む
バリに行くたびに街角や寺院あるいはホテルの中庭でいろいろな像に目がいく。
これはガルーダ。これはレゴンダンサー風天女。これもよく見かけるな。シンバル風を演奏する。子供に見えるのだが。悪鬼と戦う勇壮な守神。何やらニューギニア風の紋様が。葉陰から静かにこちらを見ているのは猿か。おだやかな母子像。バリらしく頭に子を乗せる像。
不思議な像。
ガネーシャ像は竜と並んで入り口階段のサイドによく使われる。 . . . 本文を読む
今回密かにバリのヒンドゥと仏教の繋がりの一端が何か分かれば良いなあと考えていた。熱射病で2度もヘロヘロになりながらも大きな収穫はあった。それはバリでよく使われるサマサマという言葉だ。
平等は、「へいとう」と読まないで、「びょうどう」と読む。前者は漢音だが、後者は呉音の読み方である。漢音でなく、呉音の読み方がなされるということは、「平等」が仏教用語であることを意味している。それは、サンスクリット語 . . . 本文を読む
サヌールビーチのハイアットに近い舗道でとある門を眺めていた。
誰かがこちらに声をかけたような気がした。ハッとして振り返る。多分こんな顔をしていただろう。
いつの間にかすぐ近くにあの人が立っていた。笑顔で何かを指さす。その指先はサリドマイドではないか、その手を見てすぐに思い出した。毎年このあたりで出会う人だ。
その示す方向を見ると門の石垣の隙間に何かがいる。なんだろうと目をコラスと . . . 本文を読む
2024-02-22 09:30:14追記
親鸞と近いものを感じる。ゾシマ長老は死体が腐臭を発し、イリューシャは病死するが腐臭を発しない。作者はこの腐臭の在りなしで何を言いたかったのだろう。親鸞も自身を鴨川に流せと書き残す。ゾシマ長老も賭博癖や浪費癖に苦しんだ作者ドストエフスキーの分身と言える。
2013-05-15 17:50:05初稿
子どもが領主の大切な犬に石を投げて怪我させたこと . . . 本文を読む
今読み返してみると驚くべきことが書いてある。
アリョオシャはリザと結婚するが、グルウシェンカの誘惑から、リザを捨て、「人生否定と犯罪との荒々しい生活期を経て」僧院に逃れ、多くの子供達を相手に静かな生を終える。また堕落させるつもりだったらしい。
そういえばリザに対するあやしい感情が記されていたな。
ドストエフスキーは知られるところでは善人ではない。従って最後の作品で宗教的決着をつけようとしたの . . . 本文を読む
これはなんだと思いますか。ウブドのハヌマン通りで見かけたホームステイ掲示ボードです・ウブドのハヌマン通りを一歩入るとホームステイで埋め尽くされていると言っても過言ではない。行き先がわからなくならないようにこうしたボードが路地の入り口2箇所立っていた。
こうしたボードが立っていなくても無数にホームステイが立ち並ぶ。
今回はこうしたホームステイの一つに滞在してみた。民家を多少改造したような宿で . . . 本文を読む
バリの信仰の本質とは。何やら真っ正面すぎたど直球の問いかけに答えてくれるにはまだまだ時間がかかりそうだ。しかし何かしら掠ったものをメモしておこうと思う。
これはマーガレット・ミードとグレゴリー・ベータソンが100年ほど前に表したバリの写真集にある、墓を掘る男。厳密には墓ではなく火葬までの一時保管所というべきで、日本のように個人としてある墓ではない。亡くなった後に火葬に付すまでの期間ここに埋め . . . 本文を読む
今回の滞在では特に樹木に目が行った。
体調が悪くヨレヨレになりながら歩いた寺院の3大樹木。これをみるたびに元気が出た。
南国にもこうした硬い木ができる。なぜだろう。
懐かしさを感じさせる木肌。
マングローブ
シルエット
今回ナンバーワン
2位
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今回のバリ、清水に関心が向かっている。
山水画風の写真にも関心が向かう。
浄瑠璃を思い浮かべていた。これはジャワの影絵よう人形。
これも完全に心は和風のバリ。
出雲大社を連想させるスッキリした線。
先祖帰りの風景。椰子の木がちよいバリ。
タンパクシリンの湧水が今回最大の驚き。
日本で見た事ない清涼感。透明感。
神のたわもの
いつまでも眺めていたい。
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今回のバリ長期滞在で帰国寸前の最後の数日間は大変な危機だったと言えるかもしれない。10日ほど熱が下がらずいよいよカシイブ病院で診察の準備までした。病院へ行くために海外医療保険の準備も整えて朝に自分でも熱が下がっているのが自覚でき、バリ在住のAさんが送ってくれたオムロン体温計で測ってみたら熱が下がっている。
これで熱が下がっていなければカシイブで即刻入院になっただろう。一旦入院すると10日くらい . . . 本文を読む
仏教界の最大の嫌われものといえば提婆達多と相場が決まっている。この提婆達多について興味深い話を聞いた。彼は釈迦教団の有力者で非常に能力の高い人だった。教団の発展にも尽くした。釈迦も舎利弗などを使わしてその能力を称えたほどだ。
ところが釈迦が老いてくると教団運営に非難を初め、釈迦は教団運営から離れて自分に任せろと言い出した。なぜそんなことを言い出したのか。教団の戒律が生ぬるいと言い出したのだ。
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現在日本の通信業界で大きな話題になっているのが、NTT法をなくすかどうかの議論です。NTT法とは、日本の大手通信会社であるNTTに関する特別な法律のことです。この法律を廃止するかどうかについて、いろいろな人たちが考えたり話し合ったりしています。この議論は、ただの法律の話ではなく、日本の通信業界のみならず産業界の将来や経済、私たちの生活に大きく関わる重要な問題です。
多くの . . . 本文を読む