まさおレポート

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カラマーゾフの兄弟と小説作法4

2020-05-31 | 小説 カラマーゾフの兄弟
人として離れられない俗物性と聖性の両面を描く。 子どもが領主の大切な犬に石を投げて怪我させたことが領主の怒りを買い、翌早朝、寒い中でその子の母親を含めて領民を並ばせて見学させ、その前で子供を裸にして逃げろとけしかけ、領主が猟犬に追えと命令し、犬たちが子供をずたずたにして殺す。母親はその残虐な光景をただ見ているほかはない。イワンがアリョーシャに、領主は退役将軍で農奴制度廃止も意に介せずで領民の生死 . . . 本文を読む

この人に評価されることの気持ちの悪さ

2020-05-27 | 日常の風景・ニュース
日本の新型コロナ対策、WHO事務局長「成功」 海外メディア「独特」 26日 17時19分  WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、日本で緊急事態宣言が解除されたことについて「成功例を見ることができた」と評価しました。 「日本でも成功例を見ることができた」(WHO テドロス事務局長) . . . 本文を読む

カラマーゾフの兄弟と小説作法3

2020-05-26 | 小説 カラマーゾフの兄弟
読み終わっても多くの謎を残すテクニック。 一見意味不明の言葉や行動を読者にいろいろと考えさせる。さらりと読み飛ばすがよく考えてみると深い意味を持つ。現代の小説ではついてきてくれるかどうか不明の、大作家ならではの高度のテクニックかもしれない。 「大審問官」はイワンがアリョーシャに語って聞かせる彼の創作になる物語だ。舞台は15世紀、スペインに降臨したキリストに対して大審問官は捕えて火あぶりの刑を宣 . . . 本文を読む

カラマーゾフの兄弟と小説作法2

2020-05-24 | 小説 カラマーゾフの兄弟
イワンが発狂するまでの実に周到な準備。 イワンは最後に発狂しおそらく狂死する。高度の知能を持った無神論者、読者にもある種の説得性を持った無神論者の悲惨な死を描くために実に周到に話を紡ぐ。 「明日はいろんな人に頼んでお金を手に入れる。だが、若し、誰からも借りられなかったら、君に約束する。イワンが家を出ていきしだい、親父の家に出かけて行ってやつの頭をぶち割り、枕の下の金を手に入れてみせる。&hel . . . 本文を読む

カラマーゾフの兄弟と小説作法1

2020-05-23 | 小説 カラマーゾフの兄弟
バディ小説は人物を多面的に描くから面白い。 私生児であるかもしれないスメルジャコフを合わせると4人の兄弟の関係を描く。これは4人のバディ小説だ。バディ小説の面白さがふんだんに盛り込まれている。しかしバディ小説であるだけではない、以下のようなキリスト教圏では引き付けざるを得ないテーマが見事なテクニックで描かれている。だから面白いのだ。 そして登場人物を対のバディとして表現する。 アリョーシャ、 . . . 本文を読む

コロナ禍で孫正義氏のグローバリズム軌道修正はあり得る

2020-05-23 | 通信事業 孫正義
「いまのSBGは投資会社であり、事業会社ではありません」 果たして、孫氏は1兆円もの大赤字の原因となった投資事業についてどう捉えているのだろうか。実は、それを読み解くヒントとなる出来事が3カ月前にあった。  ジャーナリストの大西康之氏は「文藝春秋」6月号及び「文藝春秋digital」に掲載した「『赤字1兆円』孫正義は生き残れるか」の中で、投資事業に対する孫氏の姿勢について詳細に分析している。 . . . 本文を読む

BCG仮説+HLA仮説+集団免疫仮説 いずれが信頼できそうか

2020-05-20 | 日常の風景・ニュース
この記事でBCG仮説の信頼性を高めている。このような記事を発表してこそジャーナリストだと思う。 オリジナルBCGに最も近いと言われるのが日本株「BCG Tokyo 172」で、副作用が無く生菌数がずっと多い特徴があります。接種国ではサウジアラビアの百万人当たり感染者が「1647」と多めですが、これは社会の下支えになる外国人労働者に多発したためでしょう。他の日本株接種6国は「214」から「88 . . . 本文を読む

スマートシティ構想の変革メモ 都市規模の縮小

2020-05-18 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
ソフトバンクは5月20日 イオンモールの施設 子会社が提供する顔認証技術と赤外線カメラ搭載の人工知能(AI)検温システムが導入された 米国が人権侵害企業として制裁的な禁輸措置を取る中国企業・商湯科技(センスタイム)が開発した 文部科学省や総務省、農林水産省も同システムを導入している。 ソフトバンクの子会社・日本コンピューター・ビジョン(以下、JCV) 2019年7月に設立され . . . 本文を読む

スマートシティーと人権

2020-05-16 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
コロナ禍でスマートシティー実現上慎重に対処しなければいけないことがいろいろ見えてきた。その一つが人権だろう。 ソウル市はクラブの顧客名簿から接触者を割り出そうとしたが、虚偽の名前や電話番号が多く、約5500人のうち3千人余りと連絡が取れていない。このため、市は通信会社から、4月24日~5月6日にクラブ周辺に30分以上滞在した1万人余りの名簿を入手。検査を促すメッセージを携帯電話に送った。警察も約 . . . 本文を読む

コロナ評論家 雨の日の品定め

2020-05-14 | 日常の風景・ニュース
今日は雨模様。我が家の菜園も喜んでいる。コロナ感染者数も落ち着いてきた。 評論家の意見が下記のように分かれている。極端な論では40万人以上が亡くなるとした厚生省技官もいたが結果からみて下記の高橋洋一氏の意見が妥当かなと思う。 安倍首相は高橋洋一氏に近いかな。結果的には抑え込んだのでもっと評価されてしかるべきだろう。 高橋洋一氏 国内の自粛があったからここまで収まった。5月いっぱいは自粛すべき . . . 本文を読む

ディープラーニングで新薬を開発メモ

2020-05-14 | AIの先にあるもの
ディープラーニングで新薬を開発。新薬の開発https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59777「AI創薬」の大きな可能性2020.4.8(水)JBpress  ビッグデータを創薬開発に生かす 東京医科歯科大学 名誉教授・特任教授東北大学 東北メディカル・メガバンク機構機構長特別補佐・特任教授医療情報学国際Academy(FIAHSI)創立会員 . . . 本文を読む

スマートシティー構想 善意の衣の下に価値観戦争の鎧が

2020-05-12 | AIの先にあるもの
スマートシティー構想においては国の命運を担うほどの巨額の投資と抜き差しならないほどのビッグデータ共有が前提となり必然的にネットテロの脅威にさらされることになる。 国際間の善意を前提とした無邪気なグローバリズムからの脱却が政府にも企業にも必要でこれまでにも警鐘が鳴らされてきたが今一つ日本政府は鈍感なように見える。それが今回のコロナ禍で中国の危険性が切実に認識された。価値観戦争の現実がようやく認識さ . . . 本文を読む

中国国家電網公司、韓国電力公社、ロシアの国営送電会社と油断のならない国が顔をそろえている

2020-05-11 | 通信事業 孫正義
中国国家電網公司、韓国電力公社、ロシアの国営送電会社と油断のならない国が顔をそろえている。会長に中国国家電網会長の劉振亜氏が副会長には孫正義氏が就任しており孫正義氏は「アジア・スーパーグリッド構想」の中心的役割を担っていると目されている。 モンゴルで発電したクリーンエネルギーを日本が利用できる、善意からみればなんと素晴らしいことだろう。孫正義氏は純粋な善意と志でここまで成功してきた傑物であり、私 . . . 本文を読む

スマート・シティーとロビースト

2020-05-10 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
面白い記事を読んだ。この記事で二つのことが今後重要だなと思った。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72386?page=2  によると宅配ロボットが現実的になってきた。そのためにロビーストが関連法案を整備させたとある。ロビーストと政府の法制度策定のダイナミズムで今後のスマートシティー構想が現実的になるのだ。翻って日本はどうか。ロビーストが不在で政府のみが研 . . . 本文を読む