中国国家電網公司、韓国電力公社、ロシアの国営送電会社と油断のならない国が顔をそろえている。会長に中国国家電網会長の劉振亜氏が副会長には孫正義氏が就任しており孫正義氏は「アジア・スーパーグリッド構想」の中心的役割を担っていると目されている。
モンゴルで発電したクリーンエネルギーを日本が利用できる、善意からみればなんと素晴らしいことだろう。孫正義氏は純粋な善意と志でここまで成功してきた傑物であり、私も身近に接した経験で心から思うのだが実に純粋で善意に満ちた人である。だからこそプーチンやサウジの王子を魅了したに違いない。
だがご注意あれ、世界の一部は途方もない策略に満ちた世界だ。いかに純粋で善意に満ちた巨人孫正義氏であっても彼らの世界制覇の策謀の前にはひとたまりもなく取り込まれてしまう。おまけに巨人となってしまった今日では善意の人孫正義氏に反論を述べる人はおそらく一人もいないだろう。(かつては直言をする人材が多くいたのだが)
だからこそ米国のように事前に防ぐような法の制定が必要なのだ。