朝10時半にビラを出発して25分でデンパサール空港についた。明日からガルンガンが始まる今日は各家庭でバビグリンなどのご馳走を食べる前夜祭のような趣の日で、表通りの車が少ない。バイクに乗った二人ずれが長い竹を運んでいる。ガルンガンの飾りに必要なペンジョンを作るのだろう。
ところで今回も前回と同様三歳になる娘をバギーなしでシンガポールに連れてきたのだが、今回は広い空港を苦もなく歩く。前回はすぐに疲れたを連発して抱っこをせがみ大変な思いをしただけに、その変わりように驚く。オーチャード通りをショッピングに行ったが歩きや紀ノ国屋での本選びも含めて2時間くらいは平気で付き合えるようになっている。つまり途中で抱っこといわなくなっている。このくらいの年頃は体力も急激につくものらしい。食事の量も驚くほど少なくてこんな量で大丈夫なのかと心配するほどだったが、この2週間ほどののことだが最近は目に見えて量が増えてきている。今晩も彼女は高島屋の4階にある飲茶の店でチャーハンやスープとピーナツを平らげた。こんなことは以前になかったことで、成長カーブの変わり目に来ているのだろうか。
オーチャード通りの四つ角ではいつものオジさんが電子ピアノで懐かしさを喚起する曲を奏でているのだが、曲名を思い出せない。反対側の歩道つまり高島屋の前には女性が車椅子で琵琶を奏でていた。この女性は始めてお目にかかる。